「Xperia ray ST18i」開封の儀

Sony Ericsson Xperia ray ST18iを入手したので早速開封の儀を執り行います。

Xperia rayは3.3インチFWVGAディスプレイ、横幅53mm、厚さ9.4mm、重さ100gというコンパクトでスリム、軽量なボディが特徴のAndroidスマートフォン。Xperia miniなど、QVGA~HVGA解像度でコンパクトな端末はこれまでにもありましたが、FWVGA解像度でしかもコンパクトな端末というのはXperiaスマートフォンの中ではおそらくXperia rayが初。

スペックは3.3インチFWVGAの液晶ディスプレイ、モバイルBRAVIAエンジン、MSM8255 1GHz、512MBのRAM、背面に810万画素のExmor R、前面に30万画素のCMOSカメラを搭載。Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 2.1+EDR、DLNA、ANT+通信、クアッドバンドGSM、デュアルバンドWCDMA、HSDPA 7.2Mbps対応。OSはAndroid 2.3.3(Gingerbread)。今回入手したのは、国内では発売されていないブラックカラーです。価格は$419程度。

早速開封します。パッケージの形状は国内版とは異なりますが、内容はほぼ同じです。

同梱品はXperia ray本体、1,500mAhのリチウムイオンバッテリ、L型コネクタのマイクロUSBケーブル、ブラックカラーのヘッドセット、取扱説明書類です。国内版に試供品提供されるマイクロSDカードは8GBですが、国際版のは4GBです。

”コンパクトなXperia”と言われているXperia ray、実際に手に持つと”ちっせぇー”と言ってしまうほどコンパクトでした。持った感じで比べると、3.7インチFWVGA解像度のXperia neoより2回りほど小さい感じ。例えるなら、都こんぶ、チョコボールの箱を持っている感じ。握れます。

Xperia rayはコンパクトながらもXperia arcとほぼ同じスペックという点が魅力なのですが、それ以外、ディスプレイの屋外での見やすさも評価したいですね。というのも、今まで使用した2011年Xperiaスマートフォンの中では一番屋外でも見やすかったからです。他の端末と輝度を100%で比べてみました。撮影時刻は午後2時半。天気は晴れで見え方は次のような感じです。

左からXperia neo、Xperia ray、Galaxy S II、世界最高輝度700カンデラのNOVAディスプレイを搭載したOptimus Black。Optimus Blackにはアンチグレアフィルムを張っているので見え方はフィルムなしの状態とは異なりますが、それでもOptimus Blackに見やすさであることが分かると思います。外でも見やすいXperia rayは屋外での使用にもってこいのスマートフォンと思います。経験としては輝度75%に落としても屋外で見やすいと思います。

ブラックカラーの背面パネルはつや消しブラック。国内版ピンクは光沢仕様でツルツルしていますが、ブラックはソフトタッチでツルツルしていないことから、手の中ですべることはありません。

背面には810万画素のExmor R、LEDフラッシュ、スタンダードサイズのSIMスロット、マイクロSDカードスロット(4GBのマイクロSDHCが同梱)。

手に持つとこんな感じ。3.3インチというディスプレイサイズながらもFWVGAという解像度なので、UIおよびコンテンツは少々見づらいのではないかと予想していましたが、意外にそんなことありませんでした。動作面では、Xperia arcと基本的に同じスペックということもあり、デュアルコア端末ほどではないものの、全体的に滑らかだと思いました。

本体左側上部にはマイクロUSB端子が搭載されています。Xperia rayにシャッターボタンとマイクロHDMI出力端子は搭載されていません。

本体右側上部にボリュームボタンがあります。Xperiaシリーズには写真のタッチ撮影機能が搭載されているので、カメラボタンがなくても困ることはありませんが、ないのはさびしい。

本体上部にはPOWERボタンと3.5mmオーディオジャックが搭載されています。

ストラップホールは本体下部に搭載されています。本体直付けタイプではなく背面カバーで挟むタイプのもの。

他の端末とサイズを比較しました。左からGalaxy S II、Xperia ray、Xperia neo、Xperia arcです。

下はXperia arc、上はXperia ray。

下はXperia neo、上はXperia ray。

左からXperia neo、Xperia ray、Xperia arc。Xperia rayのつや消しブラックな背面カバーを確認できると思います。

Xperia rayのボタンは、中央の物理式「ホーム」と左右のタッチ式「戻る」、「メニュー」という構成です。タッチボタンの反応および感触は、個人的には良いと思いますが、タッチに反応する箇所がボタンの上部に位置するため、画面をミスタッチするという誤操作を頻発させてます。また、タッチ式になったことで、例えば動画をポートレート表示で閲覧する際、再生位置のコントロールスライダーを右端に移動させる動作をすると時々「戻る」に触れてしまい動画の再生をストップさせてしまうといったマイナーな誤操作も時々起こしています。デザイン的にはタッチ式の方が好まれると思いますが、操作性の面ではり物理ボタンの方が良いと個人的に思います。

ソフトウェアビルドは「4.0.A.2.368」、OSバージョンはAndroid 2.3.3。このビルドのソフトウェアでは、”Xperia inside Xperia”はもちろん、ホームアプリの「テーマ」機能、ホームのランドスケープ表示、ドロワーにおけるアプリの削除、xLOUD、動画撮影時のステレオ録音、Sony Ericssonお勧めアプ「「ゲームの取得」や「アプリの取得」、新しいTimescapeウィジェット、「お気に入りと通話履歴」ウィジェットといった新機能を利用することができます。

ROMサイズは1GBですが、アプリの利用領域は320MB。

今回入手したのはST18iの香港版ですが、もちろん日本語もサポートされています。日本語入力用にPObox Touch日本語がプリインストールされています。日本語対応とは言っても、ST18iはWCDMA 850MHzをサポートしていないので、購入するのであればWCDMA 850MHzをサポートし、FOMAプラスエリアの電波を掴める可能性のあるST18aを選んだ方が良いと個人的には思います。

 


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