冲方丁、「1カ月失踪権」ゲットならず 4コマ漫画『春海くん』を描くことに

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カジノバトルの激闘の末に「1カ月失踪権」ではなく、4コマ漫画を描くことになった冲方丁氏

 劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル 燃焼』の公開直前イベントが2011年8月30日、スペースFS汐留で開催された。原作者である冲方丁氏は、イベントで「1カ月失踪権」をかけ、関連会社のスタッフたちとポーカーで勝負。しかし残念ながら敗れ、逆に「月刊アフタヌーン」で連載中の『天地明察』をセルフパロディ化した、4コマ漫画「春海くん」を描くことになった。

 『マルドゥック・スクランブル』は冲方氏のSF小説で、漫画化もされている人気作品。劇場版アニメも、シリーズ第1部『マルドゥック・スクランブル 圧縮』が昨年11月に公開された。そして間もなく、第2部『マルドゥック・スクランブル 燃焼』が9月3日から公開となる。

 イベントの前半に行われたトークショーでは、主人公のルーン=バロット役を務めた声優の林原めぐみさんが登場。アニメ映画のカジノシーンに出てくる服と似た華麗な赤いドレスを着用して登場し、会場からは大きな拍手が送られた。そして後半では、作品からヒントを得たという「”冲方サミット”カジノバトル」が開催され、関連出版社やビデオメーカーの担当者がそれぞれ、「冲方先生にかなえてもらいたいこと」を持ち寄り、ポーカー(テキサス・ホールデム)勝負を繰り広げた。そして冲方氏自身も「1ヶ月失踪権」をかけて戦いに臨んだ。

 1時間半近く続いたカジノバトルは、最終的に講談社の社内対決となった。ゲーム序盤から好調だった「別冊少年マガジン」を、同社の「月刊アフタヌーン」が逆転して勝利。「絵心のある小説家・冲方さんにセルフパロディ4コマ『春海くん』を描いてもらう権」を獲得し、冲方氏の原作で同誌に連載中の『天地明察』の主人公、「渋川春海」について冲方氏がパロディ4コマ漫画を描くことになった。冲方氏は「1カ月失踪権」を手にすることができず「千載一遇の好機が・・・」と漏らしたが、ファンや視聴者はまた一味違う”冲方作品”が見られることに、喜んでいる様子だった。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]カジノバトルから視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv61354725?po=news&ref=news#1:13:08
・「マルドゥック・スクランブル 燃焼」公式サイト
http://m-scramble.jp/combustion/

(方静)

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