ナミビア。

Tokyo Life

今回はKenさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。

ナミビア

ナミビアに行ってました。純粋に観光で。
南アフリカの北西、大西洋に面した国です。ドイツ領南西アフリカから南アフリカによる統治を経て、1990年に独立した若い国です。国名の由来は国土の相当部分を占めるナミブ沙漠から。そしてその国土の面積は日本の2倍以上あるのに、人口は200万人強しかいないという人口密度の低さも興味をひきます。

ドイツ領だった時代にも南アフリカが飛び地として統治していたWalvis Bayの空港から、大西洋に面したこじんまりとした町Swakopmundを経て2時間ほど北上すると、Cape Crossに到着します。なんとかっていうポルトガル人だかが最初に到着したところらしいのですが、そんな話も圧倒してしまうのはアザラシのコロニー。

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死んでるように見えますが、生きてます。

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さらに北上すると、Skelton Coast(骸骨海岸)と呼ばれる海岸線のドライブになります。船の座礁が多いことで有名な海岸で、途中には座礁したばかりの船もありましたが、時間が経つとこんな風に。

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骸骨海岸、っていう名前も分かる。骨が落ちてました。

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で、レンタカーがドロドロ。

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海岸を離れ内陸側に進み、ナミブ沙漠観光の拠点の宿に。宿からの景色。

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そして、Namib-Naukluft国立公園の入口から近いところにある砂丘、“Dune 45”。入口から45kmのところにあるからそう呼ばれているそうです。風が強い日でしたけど、みんな登ってますねぇ。

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途中、ダチョウやガゼル、オリックスもいる。写真はオリックス。

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そして、アプリコット色の砂丘。

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さらに歩いて行くと、300年前に干上がったといわれている湖の跡。Deadvlei。

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自然の景観というよりは、なんかのデザインのような景色です。

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枯れ木は湖よりもさらに古く、600年~900年前のものと考えられているそうです。

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この地の砂は鉄分を始めミネラルを多く含むせいで重く、砂丘の場所があまり変わらないそうです。

こっちの湖にはまだ水がある。

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砂丘に向う途中の風景。まったくもって何もないっていうか、わけが分からない感じ。

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植物の生えているところもある。これは通称「ostrich cabbage(ダチョウのキャベツ)」。

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ヘリコプターで行けるのは、沙漠のほんの入口のところまで。それでも壮大な景観です。

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地表に見えるぶつぶつの模様は“fairy circle(妖精の輪)”。そこだけ草が生えない。地中に草の生育を阻むシロアリがいるとも言われているけど、その“妖精の輪”の土を取ってきて虫を除いてから鉢植えの土にしても植物が枯れるそうで、本当のところはよく分からないとガイドさんは言ってました。

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宿泊中の宿を上空から。

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草原に沈む夕日。

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ナミビア。植民地や信託統治領としての歴史や、少数民族の歴史、現在の政治経済など興味深い話もいろいろあるんですが、とりあえずはこの圧倒的な景観。無粋なことは今は語りますまい。

広い国なので私たちが見たのはほんの一部だし、写真をいくらアップしてもやっぱり実際に見ていただかないとこの壮大さは分かりづらいですよ。日本からはバンコク、シンガポール、香港、ドバイなどを経由してまず南アフリカに入ってからさらに飛行機で2時間ほど。さらに車で400km~500kmは走らないとナミブ沙漠の入口のSossusvleiまで到達しないので簡単じゃないですが、行ってみる価値はあると思いますよ。

おまけ。
記念撮影するため、道路脇に打ってあったくいの上にカメラを載せようとがんばっている私。

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執筆: この記事はKenさんのブログ『Tokyo Life』からご寄稿いただきました。

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