英語ミーティングで使えるシーン別フレーズ集40選
英文メールのやりとりはいつも使うテンプレートで何とか対応できても、相手の言ったことに即座に反応しなければいけないミーティングは多くのビジネスマンにとって悩みの種でしょう。
ただ相手が主導権を握っているミーティングならまだしも、自分がプレゼンテーションをするような立場であれば、いくらか準備をしてしっかりと構成されたプレゼンを披露したいものです。
ここではそんな英語ミーティングのプレゼンテーションで使えるフレーズをシーン別でご紹介しましょう。同じような表現でも初級者向け・中上級者向けと分けているので、あなたのレベルに合ったフレーズを選んで覚えましょう。
また相手から質問が飛んできた際に使えるフレーズもあるので、プレゼンテーションの総合ガイドとして勉強してください。
シーン1:会議を始める際に使えるフレーズ
はじめの挨拶
<初心者向け>
– Thank you for your time. (お時間をいただき、ありがとうございます)
スタンダード中のスタンダードですが、最初の一言で緊張してしまうという方はこうした簡単なフレーズからはじめると、いくらか不安がとりのぞけるでしょう。
<中上級者向け>
– Thank you for joining me/us today. (本日はご参加いただきありがとうございます)
– It is a great pleasure to have you all today. (本日皆様にお集まりいただいたことを光栄に思います)
少しオシャレでフォーマルな言い回しになりますが、一旦覚えてしまえばスラスラとでてくるようになるので、どちらかをマスターしましょう。
自己紹介
<初心者向け>
– My name is [名前], and I am [役職] at [会社名]([会社名]で[役職]を務めております、[名前]です)
こちらも非常にベーシックな自己紹介です。ただ、ベーシックだからといって相手に下にみられるというわけではありません。大切なのはプレゼン内容ですから、フレーズを覚える自信がない方は迷わずこれを使いましょう。
<中上級者向け>
– My name is [名前] from [会社名], where I am responsible for …([会社名]の[名前]と申します。…を担当しています)
自分の立場・役職を相手に伝える必要がある場合、こうして具体的な担当業務を説明しましょう。もしアジアにおける品質管理を担当しているなら、”I am responsible for quality control in Asia”となります。これはミーティング前に練習しておくといいでしょう。
シーン2:プレゼンする際に使えるフレーズ
本題に入る
<初心者向け>
– Today, I am going to talk about…(今日は・・・についてお話ししましょう)
– Today, I’m here to…(今日は・・・するためにお集まりいただきました)
単刀直入にその日の議題や目的を告げることで、参加者全員が同じ方向へ向かうことができます。ここでは細かい説明はあまりいれず、目的を簡潔に述べましょう。
<中上級者向け>
– The main objective of this meeting is to…(このミーティングの目的は・・・です)
– Our goals of this meeting is to…(このミーティングのゴールは・・・です)
ここでも目的を簡潔にまとめましょう。ただ、もし複数の問題について議論したい場合は、”is to: 1._________, and 2.________”というふうに、決めたいことが2つあることを明確に示しましょう。
知識の確認・おさらい
<初心者向け>
– As you may know…(ご存知かと思いますが・・・)
– As we discussed via email…(Eメールでもお伝えしましたが・・・)
<中上級者向け>
– I assume you are aware of …(・・・についてはすでに把握してらっしゃるかと思いますが)
– I believe we could all agree that…(・・・だということは周知の事実でしょう)
これらのフレーズは、主題によって使い分けましょう。
資料・パワポを引用する
<初心者向け>
– Let’s look at …(・・・をご覧ください)
– As you can see…(ご覧の通り・・・)
<中上級者向け>
– Now, I’d like to draw your attention to…(それでは・・・にご注目ください)
– It’s worth noting that…(・・・について触れておくべきでしょう)
語学力に自信がない人でも、パワポ資料を駆使することで言葉だけでなく視覚的情報からも説明ができるので、英語でのプレゼン時には特にいいものを用意しましょう。
ただここで資料に書いてある文言をそのまま読みあげるのは、できる限り単語やフレーズ、数字だけにし、自分の言葉とアクションで伝えるような訓練もしておくと好印象を与えらえるでしょう。
ロジックを構築する
<初心者向け>
– This shows that …(これは・・・ということを示しています)
– From this, we could say that…(こういったことから・・・ということが言えます)
<中上級者向け>
– For these reasons…(このような理由から・・・)
– These evidences prove that…(これらの証拠から・・・ということが証明されます)
– This clearly shows that…(これを見ると・・・ということは明らかです)
資料に記載した事実をもとにロジックを展開するパートは、あなたのプレゼンのバックボーンとなります。このあとに続く質疑応答でもここについて触れることが多いにあり得るので、しっかりと理論武装していきましょう。
意見を述べる
<初心者向け>
– I think that …(・・・だと私は思います)
– In my opinion…(私の見解では・・・)
<中上級者向け>
– The way I see it, is…(私は・・・というふうに見ています)
ここでは構築したロジックをさらに展開し、なぜこのような状況になっているかというあなたの意見・見解を述べます。問題の原因究明を目的としたミーティングであれば、ここが一番重要なパートになります。
“I think that…”などと意見を述べたあとに”because…”というふうに資料に記載した事実に立ち戻ることで、あなたの意見により説得力が生まれます。
結論に迫る
<初心者向け>
– In conclusion…(結論としては・・・)
<中上級者向け>
– To summarize my main points…(私の言いたいことをまとめると・・・)
– This brings me to my conclusion, which is…(こういったことから私は・・・という結論に至りました)
あなたのプレゼンの結論、つまりメインテーマをここで発表します。ここまでの事実関係、ロジックの展開、それに基づくあなたの意見がしっかりと理にかなっていれば、導きだされた結論はおのずと参加者たちに伝わるでしょう。
ここは長々と説明するのではなく、一文で簡潔に結論をまとめることで説得力が増します。
シーン3:質疑応答に移る、質問に応える際に使えるフレーズ
質問を受け付ける
<初心者向け>
– Any questions? (質問はありますか?)
<中上級者向け>
– Now, I will be happy to answer your questions. (それでは、皆様からの質問を受け付けます)
– If you have any questions, do not hesitate to ask now. (何か質問などございましたら、ご遠慮なさらずにおっしゃってください)
結論を述べたら、質疑応答に移りましょう。もし少人数のミーティングでしたら、初心者向けのフレーズで聞いてもいいでしょう。一方、大人数を前にあなた一人で話している場合は中上級者向けのフレーズを使ったほうがよりフォーマルな印象を与えられます。
質問に答える
<初心者向け>
– I agree to your point that…(・・・という点ではあなたに賛成します)
– As you mentioned…(あなたがおっしゃったとおり・・・です)
<中上級者向け>
– As I mentioned earlier…(先ほど申し上げたように・・・)
– As we saw earlier…(先ほどお見せしたように・・・)
– That’s another way to see it. (たしかにそういう見方もできますね)
質問に対する回答は事前に準備ができないため、ここではあなたの真の語学力が試されます。ただ心配する必要はありません。まずは相手の主張に賛成なのか反対なのかという意思表示だけでもしてみましょう。
シーン4:会議を締める際に使えるフレーズ
終了の合図をする
<初心者向け>
– That’s it from me. Thank you very much(私からは以上です。ありがとうございました)
– Thank you for your attention(ご清聴ありがとうございました)
<中上級者向け>
– That brings the presentation to an end. Thank you very much.(以上でプレゼンテーションは終了です。どうもありがとうございました)
– Finally, I’d like to end by thanking you all for coming today. (最後に、本日は皆様、後参加いただきまことにありがとうございました)
あなたのプレゼンテーションなのですから、あなたの合図で綺麗に締めたいものです。
せっかくここまでプロフェショナルなフレーズを駆使してプレゼンテーションをしてきたのですから、最後も胸を張って終わるようにしましょう。
いかがでしたか?
これらのフレーズを覚えただけではプレゼンテーションは成立しませんが、これを枠組みとしてあなたの意見を展開していけば、ネイティブたちにも聴きやすいプレゼンテーションを披露できるでしょう。
すべてのフレーズを覚える必要はありません。各シーンの項目ごとに1つか2つ覚えておき、それをいつでも使えるようにしておくだけでも充分です。
今度英語でプレゼンテーションをする際にぜひお役立てください。
監修:リクナビネクストジャーナル
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