3DS値下げで徹底討論 任天堂は「その場しのぎ。原発対応と同じことをやっている」

全財産を任天堂株につぎ込んだというピョコタンさん(中央)

 任天堂のゲーム機ニンテンドー3DSの定価を、2011年8月11日から現状より1万円安い1万5000円とすることが7月28日、発表された。これを受けて29日、ニコニコ生放送「【緊急値下げ放送】ニンテンドー3DS徹底討論スペシャル!」が放送された。番組では任天堂”信者”を自認する漫画家のピョコタンさんが同ゲーム機の値下げについて、「任天堂の対応は原発対応と一緒だ!」と声を荒げる場面も見られた。

 番組の序盤、任天堂信者だというピョコタンさんは、ニンテンドー3DSの値下げを擁護。

「我われ天堂信者は、”バーチャルボーイの悪夢”というのを味わってるわけ。(任天堂はかつて発売したゲーム機)バーチャルボーイを全部切り捨てた。それでハードがガラクタと化した。3DSもその運命をたどる可能性はあった。でも、1万5000円になればみんな買うでしょ? 自分の物がガラクタにならなくて済んだんだから、喜ぶべき」

と語った。

 これに対し、ゲームコラムニストのジャンクハンター吉田さんは、「岩田(任天堂社長)さんは負けたんだよ。宮本(専務)さんは『3DSは時期尚早』と言ったんだから。それを岩田さんがゴリ押しして発売した。発売前は予約もあってマスコミも盛り上げていたけど、その時も宮本さんは冷静な目で見ていて、一過性のものだと分かってた。3DSが負けたんじゃなくて、岩田さんのハードが宮本さんのハードに負けた」と分析。議論は白熱した。

 ところが、任天堂の株価が29日、一時ストップ安になった話題になると、ピョコタンさんの態度は豹変。全財産を投入して任天堂株を購入し、多額の含み損を出していたことをカミングアウトした。ピョコタンさんはそこから”愛ゆえの毒舌”を展開。迷走とも見える昨今の任天堂の対応に関して、

「本当にその場しのぎ。原発対応と同じことやってるの、任天堂は。昔はこうじゃなかったんだって!」

と声を荒げた。

(鏡)

◇関連サイト
・[ニコニコチャンネル]エンタジャムチャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch6991
・[ニコニコ生放送]ピョコタンさんのカミングアウト部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv58142161?po=news&ref=news#53:35

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