世界に誇るメイド・イン・ジャパンの鍋で、料理が変わる!?~マガジンハウス担当者の今推し本『&Premium BOOKS &Cooking わたしたちと、手料理。』
こんにちは、マガジンハウスです。さすがに師走ともなると寒い日ばかりが続き、自販機でも「あたたか~い」ボタンばかり押してしまいますね。家でも、あたたか~い料理を作りたいなあと思ったあなた! 鍋もグリルもできちゃう鋳物ホーロー鍋を、自分へのプレゼントにしてみてはいかが?
―――と、なぜか出版社なのに本じゃなくて鍋をPRしてしまいましたよ! 今回おすすめする一冊は、イチオシ鍋を取り入れた素敵ライフや、魅力的なレシピがふんだんに紹介されていて、見ているだけで心躍りました。
W 「ですよね。僕も今回取材した皆さんの価値観に触れながら、楽しい気持ちで作りました」
―――そう仰るのは、マガジンハウス料理本のプリンス・Wさん! ではまず、Wさんイチオシの鍋について教えてください。
W 「本書で取り上げている鋳物ホーロー鍋<バーミキュラ>は、2万円台と高価ながら、2010年に発売するや否や、たちまち人気となって、入荷まで最長15か月待ちとなったことで注目を浴びました。最近では、レストランのシェフや料理研究家の方々など、愛用している人が増えてきたように思います」
食材を引き立ててくれる淡くやさしいカラーをはじめ、ブラックやブラウン、グレーも男性に根強い人気です!
―――15か月待ちって! たった数年間でそこまでの人気になったんですね。それもすごい。
W 「数年前から、海外の色鮮やかなホーロー鍋は人気でしたが、この<バーミキュラ>は、日本の愛知の町工場発。まさに、”下町ロケット”的な世界で、職人たちによって作られているメイドインジャパンの結晶なんです。海外製のホーロー鍋とは、似て非なるものですね」
―――おしゃれなデザインはてっきり欧米モノかと思ってましたが、日本しかも愛知ですか! でも、世界からも視線が注がれる高品質のメイドインジャパン、さぞかし丁寧に作られているんでしょうね。ね?
W 「もちろんです。使う人の気持ちになって改良を重ねられた持ち手のデザインや、カドミウムは使わないといったホーロー塗料への配慮もさることながら、一番の特長といえるのが、その調理の要となる〝密閉性”。鍋本体とフタはそれぞれ鉄の鋳物で作られていますが、フタをしたときに100分の1ミリも隙間がないようにするべく、ひとつひとつ丹念に削り上げられているんです」
愛知の工場を訪ねた際に、フタの密閉性を調整する現場を確認。この細かさは、確かに日本にしかできない技術に違いない……。
―――100分の1ミリって…もはやどんな単位かも想像つきませんが、とにかく隙間がほぼないってことですね。そこまで隙間をなくしたいそのココロは?
W 「鍋の密閉性が向上し、〝無水調理”が実現したんです。野菜や食材に含まれている水分を活かした調理ができるため、あまり手をかけなくても、旨みが格段に違う仕上がりにビックリ…。海外の有名シェフたちにも、お墨付きをもらったとか」
―――そんなにおいしく作れるんですか。楽しみです~♪
W 「はじめての人は、自分の料理の腕が上がったと勘違いするほどで(笑)、料理をすることが本当に楽しみになりますよ。サイズ展開は、日常の料理に使いやすい18cmと22cmのほか、この冬、26cmと26cmSUKIYAKIも登場! 丸鶏を焼いたり、おでんやすきやきなど、食卓を囲うパーティーシーズンにも活躍間違いナシです」
「野菜のオリーブオイル蒸し バター風味」。ごろごろ切った野菜に、オリーブオイル、塩をからめて火にかけ、バターを加えただけで絶品!かんたん!
―――と、ここまでは鍋自体のお話でしたが、Wさんが手がけられた本についてもお話を聞かせてください。
W 「この『&Cooking』では、料理研究家や写真家、人気店の店主など7名の方に取材して、<バーミキュラ>のある暮らしやレシピを披露いただきました。でも鍋にとどまらず、”わたしたちと、手料理”をコンセプトに、料理がもっと楽しくなるヒントの数々を提案しています。たとえば、食材を活かす良質な調味料を選んでみたり、理想的な調理道具や器を探してみたり、週末の過ごし方を考えてみたり……。おいしい料理を自分で作るために、こんなところから始めてみようと思ってもらえたら嬉しいです」
今週の推し本
『&Premium BOOKS &Cooking わたしたちと、手料理。』
マガジンハウス 編ページ数:112頁
ISBN:9784838728220
定価:1,404円 (税込)
発売:2015.11.26
ジャンル:料理
[http://magazineworld.jp/books/paper/2822/]
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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