SF映画の未来がここに!料理から後片付けまですべて請け負う全自動ロボティックキッチンがスゴイ
キッチンから生えた巨大な手が、食事の支度をする。映画と見紛うような光景だが、これは現実。アメリカのベンチャー企業、MOLEY ROBOTICSが発表した、世界初のロボティックキッチンである。
・人間同様の動きを再現
スタンフォード大学のMark Cutkosky教授をはじめ、ロンドンのロボティクス企業Shadow Roboticsなど、数社の協力の下、開発された本プロダクト。
人間と同じ速度や動作、感度をプログラミングしたロボットアームが、ここでやるべきすべての作業を代行する仕組みだ。
・タッチスクリーンとアプリで簡単操作
操作は、キッチンに取り付けられたタッチスクリーン、または専用のアプリから簡単に行うことができる。
料理のためのコマンドは、実に多彩。メインディッシュからデザートまで、作ってもらいたいものを選べるし、ベジタリアン・アレルギー食・子供向けなど、調理方法をその場でチョイスすることも可能だ。
システムはまた、iTunes libraryに保存されたレシピに、いつでも接続できるようになっている。腕に自信があるなら、レコーディング機能を使って、調理の工程を記憶させてもいい。料理のみならず、盛り付けのセンスもかなりのもの。後片付けはもちろん、ロボットアームが全部、引き受けてくれる。
・一般販売は2017年を予定
安全性を考慮し、作業はスライドガラスを隔てた向こう側で行う。
なお、ロボットアームが出てくるのは、あくまでキッチン使用時のみ。使わないときは、ビューから退避。ごく普通の台所として、普段は静かにおさまっているし、シンプルなデザインだから、どんな家にもしっくりとなじむに違いない。
“Best of Ces Asia 2015”でも、高く評価された本品。2017年の一般販売に向けて、現在鋭意調整中。早くその姿を見たいものだ。
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