新型インフルエンザ! 空港によってチェック体制に違い「タイはおばちゃん一人でチェック」
新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)が世界的に広まる危険性があるなか、成田空港ではサーモグラフィーなど体温チェック機器やスタッフを導入して新型インフルエンザの可能性がある乗客をチェックしている。あまりに徹底したチェックに世界中で緊迫感が高まっているのかと思いきや、いちばん神経質になっているのは日本人だけというウワサがなきにしもあらず。予防のためには心配しすぎるということはないかもしれないが、やや神経質になりすぎている感が否めない。
そんななか、東南アジア最大のターミナル空港として、24時間多くの国際便が発着しているタイのバンコク国際空港(スワンナプーム国際空港)では、おばちゃん一人で感染していそうな人をチェックしていることが発覚した。
ガジェット通信編集部の記者が取材のためタイを訪れたところ、入国審査のフロアの入口に、ひとりのマスクをしたおばちゃん(50~60歳)が旅行者に声をかけ、いろいろとチェックしているではないか。のちに聞いた話によると、新型インフルエンザに感染している可能性がある人を調べるため、動員されているのだという。申し訳ないが、このおばちゃん、どう見てもパートて働いているようにしか思えない、いたって普通のスーパーで買物をしていそうなおばちゃんである。
記者が空港に到着したのは23時過ぎであり、確かに発着する飛行機が多いとはいえない時間帯だったが、それでも常に500人以上の乗客が常時そのフロアへと入ってくる状態。しかもおばちゃんの目視でチェックしていることから、おばちゃんを通り過ぎていく旅行者たちが大勢いた。いや、ほとんどの乗客をおばちゃんは見ていなかった。事実、記者はおばちゃんの目にとまってしまい、いろいろとチェックされることになり、おばちゃんは記者の顔など念入りにチェックしていたが、記者をチェックしている間、おばちゃんの横を多くの旅行者が通り過ぎていく。こんなので大丈夫なのか……!? ちょっと不安になった記者であった。
もしかするとほかにもスタッフはいるのだが休憩中だったり、偶然そのときだけいなかったのかもしれない。しかし、おばちゃんひとりに任せてチェックしている状況では、どんどん感染者をそのまま国内に入れてしまう可能性があるのではないだろうか(このニュースの詳細記事はこちら)。
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