実際にテレビを壁掛けにして分かったこと 仕組みを知っておくと絶対お得です!

TV-017

テレビなんて壁掛けにするのは金持ちでファッションを気にするおしゃれな人? 見た目はカッコいいけどそれなりに出費も必要? ……という印象ではないでしょうか?
また、一度壁掛けにしたら、次に買うときも専門業者という沼にはまるのではないのか? 私もそう思っていました。でも、今回個人的にテレビ取り付け金具をサンプルでもらい取り付けたら、いろいろな誤解が無くなりました。筆者の部屋はおしゃれではないですが、テレビを壁掛けにすることで少しは良くなったのかな、と感じています。

壁掛けの金具の仕組み

まず、壁掛け金具の仕組みが一般には知られていません。壁掛け金具は部品としての販売なので、エンドユーザ向けの分かりやすい説明がないためです。ただ、仕組みは非常に単純で、大きく二つの部品で構成されています。

一つ目は壁に固定する金具です。多くは長方形の形をした金具です。これをねじで壁に固定します。
二つ目はテレビ側に固定する金具です。テレビの後ろには既に壁掛け用のねじ受けがあり、そこに金具をねじ込めるようになっています。

この二つの金具が勘合して、テレビを壁に固定します。最後にねじで二つの金具を固定して終了です。

TV-002

壁掛け金具のセットです。

TV-015

壁にはこのような金具を固定します。(必ず支柱のある場所にねじ込むこと)

TV-012

テレビ側にはこのような棒状の金具を固定します。(説明のため壁側の金具がついています)

TV-006

テレビ側には金具固定用のねじ穴があります。

理解としては、

・テレビ側の施工は誰でも出来そう
・壁側の施工は大工などの職人技が必要

です。壁側の施工がされていれば、あとは誰でも出来そうな感じです。

最初は本職に任せる必要があるが、次にテレビを交換するときは自分で出来そう

テレビの壁掛けが難しいのは、壁への金具取り付けだけで、あとは簡単です。このため、テレビを交換するときにまた業者に頼まないといけない! ……ということがありません。通販で買った激安テレビでもサイズが同じであれば自分で交換可能なので、永遠に専門業者という沼にはまることはありません。

TV-011

実際はテレビ側を斜めにして壁側の金具にはめ込みます。

TV-010

そのままだと不安定なので、ねじで両側の金具を固定します。テレビを交換するときはこのねじを緩めてテレビを外します。

自宅施工時の注文方法

テレビを住宅設備に含めると非常に高価になる可能性があります。また、金具もメーカー純正品、ハウスメーカー指定品の場合は非常に高い可能性があります。このため、安価な金具を部屋の数だけ購入して置き、壁側の金具だけを施工してもらいます。

配線も、テレビの背面に

・電源
・アンテナ線
・LANケーブル
・AVラック、キャビネットまでのHDMIケーブル類

をあらかじめ通してもらえば、あとは自分たちで好きなテレビやAV機器を選べます。通販や量販店の激安品を買っても自分で持ち帰って取り付けも可能なので、追加料金なしですぐに楽しめます。

例えると「カーテン」みたいかも?

カーテンも、レールは本職が施工しますが、カーテンは自分たちで買ってきて取り付ける人がほとんどだと思います。長さも、オーダーしたり、器用な人であれば自分のミシンで縫い合わせて調整する人もいます。壁掛けテレビもカーテンのような感じで脱着を楽しむことができます。

私も、壁掛け金具のサンプルをもらわなければ、一生テレビを壁掛けにする気持ちもなかったと思います。

TV-003

これが施工前。

TV-016

施工後はすっきりしています。ケーブルなどがだらしないですが、束ねて下までおろせば良いと思います。また、テレビの置いてあった棚にはレコーダーや物が置けてスペースが有効活用できます。

自分で施工しなくても、知識として壁掛け金具のことを知っているとお得だと思います。

注意

・作業は三人がおすすめ。テレビを支える2人と配線する1人。
・古い薄型テレビはとても重たいです。取り扱いは慎重に。
・壁への固定は大工の知識のある人が行ってください。
・自立しないテレビは不安定です。ちょっとでも鋭利な部分にぶつけると破損するので注意してください。
・金具は激安ですが、施工に必要な工具類は高価です。

※本品は筆者が個人的に『TELMU』社からサンプルを頂いています。

テレビの壁掛け方法を知識として知っておくと便利です TELMU テルム
https://youtu.be/dO0jxh5JOB8

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 動画解放軍) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング