『チキンラーメンどんぶり キムチ鍋風』チキラー本来の味わいは見失わない、あくまで風味程度のキムチ感!
日清食品の鉄板商品「チキンラーメン」を手軽にカップで味わえる「チキンラーメンどんぶり」から変わり味『チキンラーメンどんぶり キムチ鍋風』(84gうち麺80g・希望小売価格 税抜180円・2015年11月23日発売)が登場。でも、”安心してください、チキラーの味は残ってますよ”というべきいつもながらの抑え目措置。本来の味わいを失わずに風味を付け加えている。
なので、思いっきりキムチ鍋の味を期待するなら、やめておいた方がいい。あくまで定食のおまけについている程度のキムチを鍋感覚でチキンラーメンの丼に放り込んでしまった程度なので、キムチ感は少ない。これならオフィスで食べても問題ない程度だ。
恐らくチキンラーメンの美味しさに日清食品は絶大な自信を持っているのだろう。どんな味わいもチキンラーメンの味に勝るものなしとシュプレヒコールしているように、毎回変わり味は本来のチキンラーメンの味の引き立て役に徹している。
今回もフタをめくっただけではキムチは存在しない。中身の袋がクリスマスカラーなのはわざとなのか? かやく袋からキムチ、ネギ、椎茸、たまごを投入しても、かすかに漂う程度のキムチ臭。湯入れ3分を経過して、最後に入れるオイルがやっとキムチ鍋風の雰囲気を醸し出す。
それでも7:3くらいでチキンラーメンの風味が優っている。
確かにキムチの香りもするのだが、お馴染みの鶏ガラスープの風味が中心にどっかりとあぐらをかいていてどかない感じ。
ではチキンラーメンにキムチは合うのか。結論としては”結構合う”だ。もちろん分量的に程よく控えめということもあるのだろうが、スープを飲んでみてもピリ辛の香辛料の仲間という感じで鶏ガラ味を引き立てる役割に徹しているのがキムチ。
麺はもちろんいつもの油揚げ麺。これにも味が付いているから、チキンラーメンの味わいは揺るがない。かやくの白菜キムチがたとえサクサクっと小気味いい音を立てて主張したとしても、大勢に影響はない。
確かに冬の定番はキムチ鍋。体の芯から温まりたいなら辛味が特徴の味わいに大いに魅力を感じるだろう。だがこの『チキンラーメンどんぶり キムチ鍋風』に関して言えば、水炊きに隠し味的にキムチを加えたかのような趣き。もちろん美味しいのだけれど、キムチ感をたっぷり味わいたいなら物足りないはずだ。
なので普段からチキンラーメンを飽きるほど食べているが、大好きなチキンラーメンをやめたくはないという微妙なラインに存在する人に良いのかもしれない。量的にもおやつ感覚でいけるので、気軽に夜食として遊んでみるのがおすすめである。
お店に並ぶ新商品を実際に買って、使って、食べて、記事にしています。写真はプロカメラマンが撮影! 楽しいお買い物のナビゲーターとしてご活用ください!
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