BB-8やR2-D2を動かすゲームを作ってプログラミングを学べる『Star Wars: Building a Galaxy with Code』

BB-8やR2-D2を動かすゲームを作ってプログラミングを学べる『Star Wars: Building a Galaxy with Code』

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場するドロイド、BB-8が早くもゲームに登場!? Code.orgは、子供たちにコンピュータサイエンス教育を普及させる『Hour of Code』キャンペーンのコンテンツとして、『スター・ウォーズ』をテーマにした『Star Wars: Building a Galaxy with Code』を公開しました。ブラウザからBB-8やR2-D2が登場するゲームを作ってプログラミングを学ぶことができます。

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『Star Wars: Building a Galaxy with Code』は、JavaScriptのコードをドラッグ&ドロップによりブロック単位で配置していくことでプログラミングを学べるコンテンツ。11歳以上のユーザーを対象にしています。

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15段階のステップで学んでいくコンテンツには、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』プロデューサーのキャスリーン・ケネディ氏、ILMのシニアR&Dエンジニアのレイチェル・ローズ氏らが講師として動画に登場。文章に書き起こしたノートも用意されているので、英語の聞き取りが難しくても大丈夫。

Star Wars – Hour of Code: Introduction(YouTube)
https://youtu.be/vNjiHkQQl6A

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前半は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロイン、レイとBB-8が登場。レイの依頼によりBB-8をJavaScriptの命令文で操作して、砂漠のスクラップを拾い集めていく課題をクリアしていきます。「moveRight」「moveLeft」といった命令文はツールボックスにブロックとして用意されていて、ユーザーはドラッグ&ドロップでワークスペースに配置することによりプログラミングが可能。ワークスペースのエディタはブロックを使ったGUIだけでなく、テキスト入力を利用することもできます。

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「実行」ボタンをクリックすると、入力したプログラムを実行。BB-8が障害物や敵を避けてすべてのスクラップを集められればクリアとなります。劇中のBGMやBB-8のマシンボイスが再生され、敵としてカイロ・レンらしきキャラクターも登場するなど、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の世界観を楽しみながらプログラミングを学んでいけるのがポイント。

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後半はレイアとR2-D2が登場。よりゲームらしく、キーボード入力によりR2-D2を操作して、反乱軍パイロットに接触するなどの課題をクリアしていきます。ここからは命令文だけでなく、キー操作のイベントを受け付ける「function whenUp」などのブロックが使えるようになります。

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「トーントーンを捕まえたら2匹のマイノックが出現します。マイノックを捕まえると2匹のマウス ドロイドが出現するので、すべて捕まえてください」など、レイアの要求は高度になっていきますが、おなじみのキャラクターがゲーム中に増えていくのが楽しくなってきます。

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最後の課題は、使えるようになったすべての命令とイベントを使ってゲームを作る、というもの。筆者はトーントーンを集めるルールで、プロボットに触れたらトーントーンが増殖、ストームトルーパーに触れたらトーントーンとストームトルーパーが増殖する、というゲームを作ったのですが、放っておくとトーントーンとストームトルーパーが大増殖する地獄絵図のようなゲームに……。

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作ったゲームは、「完了」ボタンを押すと『Twitter』や『Facebook』でURLをシェアして遊んでもらうことができます。シェアしたゲームはパソコンからもスマートフォンからもプレイ可能。参考までに、作ったゲームのURLを載せておきます。

https://studio.code.org/c/123979259[リンク]

スター・ウォーズイヤーの2015年、子供たちがプログラミングに触れるよいきっかけになりそうなコンテンツですね。レイとレイアという女性キャラクターをフィーチャーしたのは、特に世界中の女の子たちがコンピュータサイエンスや数学に触れる動機になってほしいという狙いがあるそうです。

Learn to Build a Galaxy With Star Wars Hour of Code | Oh My Disney
http://blogs.disney.com/oh-my-disney/2015/11/09/learn-to-build-a-galaxy-with-star-wars-hour-of-code/

今後は6~10歳の子供向けに、スマートフォンやタブレットでもブロックのドラッグ&ドロップだけでプログラミングできるバージョンも登場するようなので、娘に遊ばせてみようかな。

Star Wars: Building a Galaxy with Code
https://code.org/starwars

画像:『Star Wars: Building a Galaxy with Code』より引用

ちなみに日本では、オブジェクトをドラッグ&ドロップしてプログラミングを学べる『プログラミン』という秀逸なコンテンツを、文部科学省が2010年から公開しています。記事を読んでプログラミングに興味を持った人はこちらもチェックしてみてください。

参考記事:
子どもだけにはもったいない!? ブラウザでカンタンにプログラミングできる『プログラミン』
https://getnews.jp/archives/73551[リンク]

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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