未来は変えられる!?砂漠に現れた草原の写真に込められた思いとは?
世界各地で環境の変化が進んでいる現在。雄大な自然で知られるモンゴルも例外ではない。
この30年で、草原だった国土の25%は砂漠化。多くの川や湖が失われてしまった。
しかも残りの75%も、遠くない未来に砂漠になってしまう可能性が高いという。
「Futuristic archaeology」は、写真家であるDaesung Lee氏がそんな現状に警鐘を鳴らすために発表したシリーズ。
砂漠の真ん中に、かつての緑豊かな草原の風景が展示され、その前には美術館のようなロープが張られている。
「遠くない未来の世界では、草原は美術館に展示されるほど珍しいものになってしまうかもしれない」そんな危機感を感じさせる。
思わずはっとさせられるこちらのシリーズ。
こんな未来は悲しすぎるが、私たちひとり一人が意識を変えていくことで、砂漠に再び緑を取り戻すことだって可能なはず。
子どもが砂漠に緑のペンキを塗り重ねていく最後の作品には、そんな作者の強い希望が込められているようだ。
Daesung Lee
http://www.indiphoto.net/
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