秋バージョンの伊右衛門で一足先に五感で楽しむ! 『北海道メディアセミナー』取材記
北海道・札幌市で行われたサントリー緑茶『伊右衛門』のメディアセミナーを取材した。
このセミナーは季節により味を変えている伊右衛門が9月から秋バージョンに変わったことにより、秋の味を体感してもらおうと企画されたプレス向けセミナーだ。
日本茶は同社の調査によると、時代や年齢にかかわらず日本のソウルドリンクとして認識されているという。
確かに、ペットボトルのお茶が発売されて久しいが、外出先に限らず家でも飲んでいるケースは多い。
季節や気温、基礎代謝の変化によって求める味やのど越しが変わるといい、そのため同社では伊右衛門を四季によって味を変えている。
しかし、2リットルのペットボトルは年中同じ味のため、1年間では伊右衛門というブランドで5種類の味が存在することになる。
セミナーでは京都福寿園の茶匠、谷口良三氏が春夏秋冬の茶葉や味についての詳細を説明した。
このセミナーが北海道で開催された理由の一つに秋の紅葉を今の時期に見ることができるのが北海道だということもある。
参加した報道関係者はセミナー会場である定山渓から豊平峡ダムに移動した。
ダムへは電気自動車バスでの移動となった。
およそ40%ほどの紅葉だという豊平峡ダムは、紅葉の名所。
道内に2か所しかないアーチ式のダムで、札幌の水がめの一つとなっている。
ダムを見下ろす展望施設で、実際に秋を味わうイベントが始まった。
セミナーで登壇した茶匠の谷口氏が茶葉の火入れを実演。
いわゆる茶道ではなく、煎茶道により披露された。
また今回、秋の味を振る舞うために料理人で赤坂のARONIA DE TAKAZAWAの高澤義明シェフが登場した。
その高澤氏よりスペシャルメニュー2品のうちの1品目、コロッケが振る舞われた。
トリュフがのった、しょう油ソースのコロッケは、まさに日本人のコロッケという感じであった。
おそらく今まで食べた、どのコロッケよりもおいしかった。
イベント後にそのことをシェフに伝えると、「もう2、3個食べていただければよかったのに」と、うれしい言葉をいただいた。
次の料理ができるまでの間、吉田良一郎。健一兄弟による津軽三味線の演奏があり、たまたま訪れていた観光客を魅了した。
焼き台では着々と何やら串物が焼かれていた。
2品目は炭まで食べられる焼き鳥。炭に見えるが、実は炭のように見せたサツマイモで、カモと一緒に塩だけで頂けた。
この2品は、報道関係者向けイベントの終了後に、観光客に伊右衛門とともに振る舞われた。
何も知らなかった観光客も大喜び。
秋の景色と一流の料理と、伊右衛門に舌鼓を打った。
本州で紅葉を楽しめるのはもう少し後だが、火入れをすることにより、ちょっと香ばしいほうじ茶のような味になった秋の伊右衛門で、ほっと一息に、行楽に、秋の味覚とともに楽しんではいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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