「あえて以前炎上したツイートを再ツイートする」劇画原作者・小池一夫さんのツイートが話題に
10月2日、劇画原作者の小池一夫さん(@koikekazuo) が『Twitter』にて
もう、ずいぶん前の建築関係の雑誌の企画だったかな?同じ職業、大体同じ年収の、NY、ロンドン、パリ、日本の部屋を比べるというページがあった。確か、 その回は警察官だったと思う。日本以外の国の部屋は全てが大人の部屋であり、日本だけアンパンマンやキティちゃんが部屋のベースだった。(続く
日本はそういうところがあるよね。良くも悪くも。大人の成熟した文化と、子どもの文化が同居している。でもね、文化の面で言えば、大人が子供に引っ張られてはいけないと思うンだよ。大人が、いい加減な飯茶碗を使っていてはいけないと思うンだよ。そこで、あえて以前炎上したツイートを再ツイートする
と言及した後、
日本の大人の男には、「金を持ったにすぎない子供」の男が多過ぎる。大の男の暇潰しが課金ゲームではいけないし、コーラで飯を食ってもいけないし、聴いているCDに握手券が付いていてもいけないのである。大人の男として扱われたいのなら、大人の男になれ。いつまでも、少年のフリは出来ないのだ。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2015, 10月 2
お金の問題ともまた違う。毎日使う箸を、塗りの美しい箸に変えるだけで、ずいぶんと生活は豊かな気分になれるンだよ。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2015, 10月 2
日本の大人の男には、「金を持ったにすぎない子供」の男が多過ぎる。大の男の暇潰しが課金ゲームではいけないし、コーラで飯を食ってもいけないし、聴いて いるCDに握手券が付いていてもいけないのである。大人の男として扱われたいのなら、大人の男になれ。いつまでも、少年のフリは出来ないのだ。
お金の問題ともまた違う。毎日使う箸を、塗りの美しい箸に変えるだけで、ずいぶんと生活は豊かな気分になれるンだよ。
とツイートした。
含蓄のあるツイートがしばしば話題になる小池さんが、今回「あえて以前炎上したツイートを再ツイート」というだけあって、多くの賛否入り混じったツイートが寄せられ、10月6日の段階で8000以上のリツイートを集めるなどして拡散。『2ちゃんねる』のニュース速報+板にはスレッドがたち、未だ喧々諤々の議論が続いている状態となっている。
来年で80歳を迎えるという小池さんは、『子連れ狼』や『クライング フリーマン』など多くの劇画の原作を手がけ、設立した小池一夫劇画村塾からは高橋留美子、原哲夫、堀井雄二、さくまあきら、板垣恵介、山本直樹、田中圭一(順不同・敬称略)ほか、多くのクリエイターを輩出していることで有名。また、ひらがなの「ん」をカタカナの「ン」にして表記することでも知られ、『Twitter』でもそれを行っている。ちなみに昨年の2014年には、一度「ン」を封印するとツイートしていたことも。
よーし!ツイッターの「ン」は、封印だ!
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2014, 11月 14
数多くの意見が寄せられる中、翌3日には
昨日のツイートに対して、じゃあ、大人の男は何に金を使えばいいのかというリプライが複数来たのだが、大の大人が何に金を使うか人に教えてもらわないとわからンのかなあ。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2015, 10月 3
昨日のツイートに対して、じゃあ、大人の男は何に金を使えばいいのかというリプライが複数来たのだが、大の大人が何に金を使うか人に教えてもらわないとわからンのかなあ。(小池一夫)
ともツイートしていた次第である。
※画像は『Twitter』より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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