便秘女子必見!? とある場所で女子会をひらいてみた
「大変! 明日は一週間ぶりのデートなのにお肌の調子が……」
「どうしよう、気づけばもう……3日もご無沙汰してるわ」
“悩める女子は便秘になってしまう”のか“便秘によって悩める女子になってしまう”のか。
それはいわゆる“ニワトリが先か卵が先か”という議論になってしまうのだが、とにもかくにも普段から「お通じが3日以上ない」という便秘の女性は、20歳代では5人に1人にのぼるそうだ。
しかも便秘がちの女性は「キャリアや将来に行き詰まりを感じたことがある」と感じる割合が高いとのこと。*1
こ、これは、便秘は精神的にも悪影響を及ぼしてしまうということか……。なんとも、ゆゆしき事態!
*1:「便秘で「仕事やキャリアに行き詰まり」」2011年04月28日『日経WOMAN Online』
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20110428/110817/
ところで『青木まりこ現象』*2 というものをご存知だろうか?
これは、青木まりこという女性が、1985年にある雑誌に投書したことから命名されたもので、書店に長時間いると便意をもよおすという現象を指すという。たしかに、私も本屋さんにいく度になぜかもよおしてしまう。でも、そんな本屋さんに限ってお手洗いの気配がなかったり、ゆっくり大便をたすには心もとないくらい汚いお手洗いだったりして大急ぎでそのとき手に持っていた本を買って、家に走り帰る……という経験を何度もしたことがある。
*2:「日常生活の中で見られる抵抗や反応『青木まりこ現象』」『心の研究室』
http://www.02.246.ne.jp/~kasahara/mariko.htm
この現象の原因は、まだ解明されていないのだが“本の紙や印刷のインクのにおいが排せつ欲を刺激するためだ”とか、“トイレのない書店でトイレに入りたくなったら困るという精神的プレッシャーのためだ”とか、“書店という非日常的空間で好きな本を探す行為が心身をリラックスさせるためだ”といったような諸説があるらしい。なぜもよおすのか、はっきりとした理由はわからないけれど、この現象を便秘女子に応用しない手はない!……ということで、いま流行りの“女子会”を、本に囲まれた空間で開催してみた。
さわやかな日曜の昼下がり、便秘女子総勢5名が集まったのは都内某所にある“本が読めるおしゃれカフェ”。一見普通のおしゃれカフェだが、よく見るとカウンターや壁に埋め込まれた本棚にズラリと並ぶ本たち。これらはすべて読み放題で、もちろん漫画喫茶のような時間制限もない。店内にゆるやかに流れるボサノヴァ。私たちはベランダを臨むソファー席に通され、まずはランチを注文した。
もちろん、私以外のメンバーは、まさか『青木まりこ現象』の検証のために開かれた“女子会”だとは知るよしもなく、カフェの内装や本の種類に盛り上がったり、いきなり恋愛の悩み相談を始めるメンバーもいたりと、なごやかにスタートした。
ランチを食べ終わり、食後のデザートと飲み物を注文するあたりから異変が起こり始めた。「ちょ、ちょっとお手洗い……」真っ先に立ち上がったのはA子だった。A子がお手洗いから戻ってきて、B子が入れ替わりで行こうとすると、A子は急に大声で「だ、だめ……今行っちゃダメ! もうちょっと、待って……アハハ」と、言うではないか。これは、お通じがあったに違いない。
するとB子は「大丈夫、実は私も大きいほうだから。ゴメン、もう我慢できないから今すぐ行っていい?」と言うではないか! そしてB子は、A子の返事を聞くまでもなくお手洗いに走っていった。
そしてB子がえも言われぬほどの爽快な表情で戻ってくると、今度はC子が便秘で肌荒れがひどい、という話を始めた。C子はナント、もう1週間もお通じがきていないそうだ。これはかなり重度の模様。……あれ? 気づくとD子がいないではないか。D子もお手洗いに行ったようだ。無言で席を立ったため、大か小かは定かではないが、お手洗い滞在時間の推測からしておそらく大きいほうであろう。
ということで、本に囲まれた空間で女子会を開催したところ、ナント推定5人中3人にお通じがくるという奇跡が起こったのである。まさに、これぞ『青木まりこ現象』。
恋に仕事に便秘に……悩める女子たちは是非、本に囲まれた空間で女子会を開催してみてはどうだろうか。楽しい仲間と美味しい食事、そしてガールズトークに花を咲かせながら、久しぶりにお通じまできたら、それこそ最高ではないか。
※必ずしも全員にお通じがくる保証があるというものではありません。
※『青木まりこ現象』は科学的に証明されている現象ではありません。
※画像は『igosso画像検索』より引用
http://www.igosso.net/id/2793252488.html
※この記事はガジェ通一芸記者の「ゴウダエリ」さんが執筆しました。
●ゴウダエリ:短歌、広告、シナリオなどやっています。【コイノタンカ】で検索してください☆
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