『プリモモくれよん パールリング/フラワー』舐めても安心、丸呑みしても気道確保、口入れ確認時期の幼児に最適
何でも口に入れて確かめなければ気が済まない幼児に、クレヨンを渡すのは心配だと考える親御さんは少なくないはず。プリヴェAG株式会社(東京都港区)による『プリモモくれよん パールリング/フラワー』(12色・希望小売価格 税抜890円・2015年8月発売※6色・590円も有)はそんな気持ちに安心を与える舐めても大丈夫、万が一飲み込んでも安心な安全クレヨンだ。
以前紹介したこの「プリモモくれよん」は既に昨年発売して好評を得たもの。
■自衛隊の無線機器製造会社が作った、なめられるクレヨン 『プリモモくれよん』はペンが持てない子でも遊べる!
今回は形状ラインナップを変更、価格も下げてのリニューアル発売となる。そこで新たに追加となった「パールリング」と「フラワー」モデルを試用してみた。
『プリモモくれよん パールリング』
『プリモモくれよん フラワー』
まず不思議なのはその質感。プラスチッキーな外観は触ってみてもその通りでクレヨンのようなベタベタ感は皆無。手が汚れないのがいい。さながらよく使われるABS樹脂のような触感だ。見た目は普通の玩具である。
ところが実際に描いてみるとちゃんと描ける。感覚は懐かしの「クーピーペンシル」。硬めの質感もクーピーだ。それが指輪の形をした「パールリング」と、花の形の「フラワー」に成形されている。
まだ握力の弱い幼児がペンを持つのはひと苦労だが、これなら鷲掴みでいける。クーピーペンシルよりもさらに硬いので若干発色は薄いが、そこまでこだわる幼児もいないと思うので問題ないはず。実際どこの面を当てても描けるというのは楽しい。
もちろん玩具として「パールリング」なら指輪のように指にはめて遊べる。
「フラワー」だとコマのように回して楽しむというのもアリだ。
そして普通のクレヨンは油臭いものだが、この「プリモモくれよん」はほのかな花の香り。良い匂いなのも口に入れたい欲を刺激してしまう気がしないでもないが、食品用の香料を使用しているから安全。舐める分には問題はない。もちろん雑菌が繁殖していては元も子もないので、使用後に除菌ソープや中性洗剤などで洗うことは必要だが。
実際に舐めてみると全くの無味。かなり硬いので、大人の歯なら削るようにかじれるが、幼児ならかじって飲み込む心配は無いはず。ただ形状がそれなりに複雑なので舐め心地は楽しい。では丸呑みしてしまったらどうなんだという心配があると思う。
それでは早速呑み込んでみよう、とはさすがにいかないが、この「プリモモくれよん」がすごいのはそこのところのフォロー。「パールリング」タイプはともかく、「フラワー」タイプに穴が空いているのは、舌触りを楽しくするためでも何でもなくて、丸呑みした時でも窒息することなく気道を確保できるからだという。
この発想はやはり製造元のプリヴェAG株式会社が、普段から血液分析装置、超音波診断装置などの医療機器製造を手がけているからか。ちなみに同社は「プリモモくれよん」の他には、俳優・石坂浩二をCMに起用した、メガネの上から掛けられる「ハズキルーペ」もリリースしているところ。
もちろん、「プリモモくれよん」を積極的に食べていくものではない。クレヨンの素材はワックス、炭酸カルシウム、ポリエチレン、流動パラフィン、顔料、香料。食品ではないのだ。
さらにクレヨンと違うのは付属の消しゴムで消せるところ。うかつな場所に落書きされたとしても大方は消すことが出来るのも安心だ。
公式サイトでの販売のほか、インターネットでも6色、12色展開でそれぞれ発売されている。3歳以上の幼児の創造性を刺激しつつ、安全性も兼ね備えた『プリモモくれよん パールリング/フラワー』、リスクを避けたい親御さんにとってはうれしい製品ではないだろうか。
お店に並ぶ新商品を実際に買って、使って、食べて、記事にしています。写真はプロカメラマンが撮影! 楽しいお買い物のナビゲーターとしてご活用ください!
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