片山さつき氏、震災復興に向け「役所をうまく使いこなさないと」

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 参議院議員の片山さつき氏(自民党)は2011年4月13日、ニコニコ動画の生放送「ニコ生政策リポート」に出演し、政治家は「(東日本大震災で)こういう危機の時こそ、(省庁などの)役所をうまく使いこなさなければならない」と語った。

 3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害が出た東北地方。復興に向けて、政治の側では財源の確保などに関する議論が、超党派で行われている。今後は、政治と関係各省庁との連携が重要となると考えられる。片山氏によれば、阪神大震災の際は震災対策担当大臣を設置することで権限を集中させ、復興に取り組んだという。

 一方、現内閣には「対策本部が8つくらいあって、リーダーシップがない」状態だと片山氏は指摘する。自身、かつて官僚であった経験から、「役人はちょっとでも失敗しそうだと『No』と言う」とし、役人に断わられても、やるべきことは「政治がリスクをとるべき」と主張した。その上で、片山氏は、

「危機の時こそ官僚をうまく使いこなさないと。こういう時に『働きたい!』っていう役人は多い」

 と語った。さらに、「今の政府では(役人が政治家に)声をかけると、『役所が声をあげる』と怒られるってみんな言う」と、現役官僚から聞いたエピソードを紹介し、現状のままでは「自発的に仕事をするという人を潰しちゃう」と、話した。

ニコ生政策リポート:石川和男 ゲスト 藤末健三・片山さつき
「片山氏の『役所』に関する発言」部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45740908#28:32
(番組はタイムシフト機能で2011年4月20日まで視聴できる)

(山下真史)

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