インディーゲームの祭典『BitSummit 2015』ブース総ざらいレポート:GREENゾーン
7月11日から12日にかけて京都・みやこメッセで開催された『BitSummit 2015 Return of the Indies』。約80チームのインディーゲーム開発者が作品を披露したインディーゲームの祭典から、各ブースを可能な限り総ざらいで紹介していきます。今回はGREENゾーンを紹介します。
イベント全体のレポートはこちら。各ゾーンのレポートへのリンクも、こちらに追加しています。
“ビッグブラザー”のIndie MEGABOOTHを迎え国際色豊かに インディーゲームの祭典『BitSummit 2015』レポート
https://getnews.jp/archives/1058829
G1:NIGORO
『BitSummitアワード』で大賞となる朱色賞を獲得した『LA-MULANA2』は、ゲームエンジンにUnityを採用して開発を進行中。NIGOROの楢村匠氏によると、この時点では「Unityでの作り方を把握できてきたところ」で、「まだバージョンは0.02」とのこと。ブースではUnityで開発中のプロジェクトファイルを展示。3Dモデルと光源で2Dのステージを表現するノウハウを惜しみなく公開していました。
La-Mulana2 – TGS version 2.0 -(YouTube)
https://youtu.be/PflEV7FrUtc
http://bitsummit.org/2015/?project=la-mulana2&lang=ja[リンク]
http://nigoro.jp/[リンク]
G2:YAKAN HIKO
アラームをセットすると、実際の時刻に合わせてゲームが進行していく“アラームプレイングゲーム”『dreeps』を出展。1月からiOS向けに配信中。開発チームの一員である平岡久典氏は、隣のブースであるOink Gamesの出展作品『伝説の旅団』のイラストも手掛けているとのこと。
dreeps – Alarm Playing Game: Release Trailer(YouTube)
https://youtu.be/-bxKTsEpNxo
http://bitsummit.org/2015/?project=dreeps&lang=ja[リンク]
http://dreeps.net/[リンク]
G3:Oink Games
『BitSummitアワード』のビジュアル・デザイン最優秀賞ノミネート作品『伝説の旅団』を出展。3体のキャラクターでチームを組んで出撃させ、スキルの発動や育成した能力により敵を倒していくシミュレーションRPGで、その後iOS向けに配信を開始しています。
Legendary Warriors Preview(YouTube)
https://youtu.be/Eg57KGo6QnE
http://bitsummit.org/2015/?project=args仮&lang=ja[リンク]
http://oinkgms.com/[リンク]
G4:TeamHiropon
昨年は“くるくる”名義で出展していた、当たった物がジャンプするジャンプガンを使って遺跡から脱出するアクションパズル『JumpGun!』を出展。PCとiOS/Android向けに開発中ですが、ブースではPC版のコントローラーを手にスコアアタックに挑戦する来場者の姿が目立ちました。
JumpGun! BitSummit2015用 プレス動画(YouTube)
https://youtu.be/FQ65anbjGnk
http://bitsummit.org/2015/?project=jumpgun-2&lang=ja[リンク]
https://teamhiropon.wordpress.com/[リンク]
G5:CLOUD CREATIVE STUDIOS
iOS/Android向けに開発中のゾンビシューター『ZOMBIE (仮)』を出展。
http://bitsummit.org/2015/?project=zombie仮&lang=ja[リンク]
http://cloud-creative-studios.com/[リンク]
G6:TO-CO
iOS/Android向けに開発中の『IRON SCRAPS (アイアンスクラップ)』を出展。侵攻してくる敵を砲撃して消していく、パズル要素のあるシューティングゲーム。
bitsummit2015 IRONSCRAPS(YouTube)
https://youtu.be/HKUhglrlgzI
http://bitsummit.org/2015/?project=アイアンスクラップ&lang=ja[リンク]
http://www.to-co.net/[リンク]
G78:Flashゲーム日本代表(Flash Games JAPAN)
昨年“Japanese Flash Game Developers & mogera.jp”名義で出展した、Flashを中心に活動する開発者チームが、“Flashゲーム日本代表”のチーム名で出展。昨年同様、ブースのオーガナイザーはゲームコミュニティ『モゲラ』が担当しました。
モゲラ
http://mogera.jp/[リンク]
・ババラ(BABARAGEO)
開発中の新作Flashゲーム『D BOSCHVOS』を出展。シューティングゲームのボスを自作できるゲームのボスエディット機能に加えて、自機を操作してシューティングゲームとして遊べる機能を追加。
http://bitsummit.org/2015/?project=d-boschvos-by-babarageo&lang=ja[リンク]
http://babarageo.com/[リンク]
・中野亘(warateru.com)
Flashから、アプリケーション実行環境のAIRアプリとして開発したiOS/Android向けアプリ『かはうそぞろへ』を出展。“かはうそ”をスライドで移動させて、同じ色の“かはうそ”を一列に並べて消していくアクションパズル。
http://bitsummit.org/2015/?project=kahauso-zorohe-by-warateru-com&lang=ja[リンク]
http://www.warateru.com/[リンク]
・タカヒロウ(SKT)
『BitSummitアワード』革新メビウスの帯賞ノミネート作品の『カッパーナムーン(Kappa Namooooon)』を出展。お坊さんが身に着ける手袋“手甲”型コントローラーを装着して、カッパを倒していく体感型アクションゲーム。手を突き出すと気のショット、手を合わせて振るとチャージ、両手を突き出すとスペシャルショット、カッパにとどめを刺すには連打と、プレイヤーが忙しく全身を使ってプレイする姿は会場で注目を集めました。
Kappa Namooooon at #BitSummit オラオラオラオラ! https://t.co/DOuKwNeTMz
— James Mielke (@jamesmielke) 2015, 7月 12
http://bitsummit.org/2015/?project=カッパーナムーン-by-skt&lang=ja[リンク]
http://www.skt-products.com/[リンク]
・石井克雄(NEKOGAMES)
CreateJSを使用してFlashゲームの人気シリーズ『星探』をHTML5版に移植、パソコンやスマートフォンのブラウザからプレイ可能にした『新しい星探』を出展。会場ではMacにPlayStationコントローラーを接続して遊べるようにしていました。
新しい星探 by nekogames
http://bitsummit.org/2015/?project=星探-by-nekogames&lang=ja[リンク]
http://hoshisaga.jp/hoshi13/[リンク]
・したっぱ(sitappa.com)
人気シリーズ『魔理沙とアリスのクッキー☆Clicker』『魔理沙とアリスのクッキー☆これくしょん』に続く最新作で、現在も更新が続くブラウザゲーム『魔理沙とアリスのクッキー☆ストーリア』を出展。
http://bitsummit.org/2015/?project=魔理沙とアリスのクッキー☆ストーリア-by-sitappa-com&lang=ja[リンク]
http://sitappa.com/[リンク]
Flashゲーム日本代表:BitSummit 2015 エントリー動画(YouTube)
https://youtu.be/K-qR-4DmAVs
G9:Pidroh
PC/Mac/Linux向けに開発中の『Daily Espada (デイリーエスパーダ)』を出展。主人公のサラリーマン(?)がライトセーバー状の武器を振り回し、変身しつつ怪物と戦う2Dアクション。レトロ調のグラフィックにド派手な光の演出の組み合わせが印象に残ります。
Daily Espada – Steam Version teaser II(YouTube)
https://youtu.be/nKj3j8DaWzw
http://bitsummit.org/2015/?project=daily-espada-デイリーエスパーダ&lang=ja[リンク]
http://www.dailyespada.com/[リンク]
G10:ARTIFACTS
PC向けの自動探索型ダンジョンRPG『MAGIC POTION EXPLORER』を出展。ブースではシリアルコードを記載したダウンロードカードも販売していました。
マジックポーション・エクスプローラー PV(YouTube)
https://youtu.be/DCqNlICVS0U
http://bitsummit.org/2015/?project=magic-potion-explorer&lang=ja[リンク]
http://artifacts.xii.jp/[リンク]
G11:Friend&Foe
『BitSmmitアワード』のビジュアル・デザイン最優秀賞を受賞した『Vane』を出展。『人喰いの大鷲トリコ』や『Battlefield 3』『バイオニックコマンドー』『KILLZONE』といったタイトルの開発に携わったメンバーによるPC用のアクションアドベンチャー。
http://bitsummit.org/2015/?project=vane&lang=ja[リンク]
http://www.friendandfoegames.com/[リンク]
G12:Bribser
iOS/Android向けの3Dレースゲーム『BUSHIDO RIDE』と、現在開発中の3Dアクション『ATTACK ON KAIJU 2』を出展。Unreal Engineによる美麗なグラフィックが特徴。
BUSHIDO RIDE Trailer(YouTube)
https://youtu.be/JepYAqhMX4E
http://bitsummit.org/2015/?project=bushido-ride&lang=ja[リンク]
http://bitsummit.org/2015/?project=attack-on-kaiju-2&lang=ja[リンク]
http://bribser.co.jp/[リンク]
G13:Visiontrick Media
PS4/PS Vita向けに開発中の『Pavilion』を出展。プレイヤーキャラに影響を与えて操作する“4人称視点”のアクションアドベンチャー。
Pavilion PS4 Extended Gameplay(YouTube)
https://youtu.be/xBu9CZgbVmY
http://bitsummit.org/2015/?project=pavilion&lang=ja[リンク]
http://www.visiontrick.com/blog/[リンク]
G14:エープラス
自社タイトルとしてニンテンドー3D用ダウンロードソフトとしてリリースした『Killca Drive (キルカ・ドライブ)』を出展。ターン制をなくしたリアルタイム性のあるカードゲーム。
ニンテンドー3DS ダウンロードソフト『キルカ・ドライブ』PV(YouTube)
https://youtu.be/HJYWdWrwtWw
http://bitsummit.org/2015/?project=キルカ・ドライブ-2&lang=ja[リンク]
http://www.aplusgames.jp/[リンク]
G15:RiG++
立命館大学情報理工学部プロジェクト団体のゲーム&CG部門。PC/Mac用のアクションゲーム『RGBDash』を出展。
RGBDash – simple Endless Runner game(YouTube)
https://youtu.be/RlY7G854wGw
http://bitsummit.org/2015/?project=rgbdash&lang=ja[リンク]
http://www.pj.is.ritsumei.ac.jp/rig/[リンク]
G16:Magniflop
PC/Mac/LinuxとiOS/Android向けに開発中の『Strange Telephone』を出展。ドット絵の世界で展開する2Dの横スクロール脱出ゲーム。
strange telephone(Vimeo)
https://vimeo.com/132017682
http://bitsummit.org/2015/?project=strange-telephone&lang=ja[リンク]
http://magniflop.com/[リンク]
G17:17-Bit
70~80年代のアニメと90年代のシューティングを融合した世界観と、高度なAIが特徴の2Dシューティング『Galak-Z』を出展。8月に北米向けにPS4版がリリースされ、今後は国内向けPS4版やPC版、iOS/Android版への展開が予定されています。
Galak Z E3 trailer 2015
https://youtu.be/txVsvoZMBq0
http://bitsummit.org/2015/?project=galak-z&lang=ja[リンク]
http://17-bit.com/[リンク]
G18:Vitei Backroom
昨年『MODERN TAXI DRIVER』で『BitSummitアワード』の朱色賞を受賞したViteiは、アクションパズル『Fractures』を出展。
http://bitsummit.org/2015/?project=fractures&lang=ja[リンク]
http://www.vitei.com/[リンク]
G19:Q-Games
昨年の『BitSummit』で発表し、『Steam』のアーリーアクセスを経て『Steam』での製品版、PS4版がリリースされた『Nom Nom Galaxy』を出展。PlayStationブースでは『トゥモロー チルドレン』をプレイアブルで初めてお披露目していました。
Nom Nom Galaxy – Launch Trailer | PS4(YouTube)
https://youtu.be/2F5l1JB_Umo
http://bitsummit.org/2015/?project=nom-nom-galaxy-2&lang=ja[リンク]
http://www.q-games.com/[リンク]
G20:peakvox by O-TWO
PC版の『Steam』での配信に向け開発中の『GOCCO OF WAR (ゴッコオブウォー)』を出展。1~4人でAIまたはプレイヤー同士の協力プレイによりクエストのボスを倒す“ごっこ遊び”3Dシューティング。
peakvox GOCCO OF WAR Trailer (for Steam)(YouTube)
https://youtu.be/xdnk__UvBv0
http://bitsummit.org/2015/?project=peakvox-gocco-of-war&lang=ja[リンク]
http://peakvox.com/[リンク]
G21:ピグミースタジオ
昨年、『野犬のロデム』でインディーゲームシーンに華麗な復帰を果たしたラショウ氏の新作『ボコスカウォーズ2【仮称】』を出展。1983年にX1用ソフトとして開発し、その後MSX、ファミコンに移植されたシミュレーションゲームは30年ぶりに続編が制作され、PS4向けに配信を予定しています。マルチメディア・アーティストのBaiyon氏とPS4/PS Vita向けに開発する『MUSE: Together Is the New Alone』もこの場で発表されました。
http://bitsummit.org/2015/?project=2364&lang=ja[リンク]
http://www.pygmy.jp/[リンク]
番外編:もっぴん
RED~BLUE~GREENとお届けしてきたブース総ざらいレポートはここまで。Indie MEGABOOTHがオーガナイズしたVIOLETゾーンは残念ながら時間切れで回ることはできませんでしたが、唯一日本人でIndie MEGABOOTH枠から出展を果たしたもっぴん氏の『Downwell』を番外編として載せておきます。銃を装備した“ガンブーツ”を駆使して敵を倒しながら井戸の奥を目指す2Dアクション。iOS/Android/PC向けに開発中で、年内の発売を予定しています。
http://bitsummit.org/2015/?project=downwell&lang=ja[リンク]
http://www.downwellgame.com/[リンク]
Bitsummit 2015 | A KYOTO INDIE GAME FESTIVAL
http://bitsummit.org/2015/?lang=ja[リンク]
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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