河野太郎氏、東電は「札びらでメディアの横っ面を張り倒している」
自民党の河野太郎衆議院議員は2011年4月12日、ニコニコ動画「山本一太の直滑降ストリーム」に出演し、福島第1原子力発電所での事故を含めた原発問題について語った。番組で河野氏は、東京電力は「『これからいくら賠償金を払うか』という議論をするときに、せっせとメディアにお金を配っている」と指摘し、同社がテレビなどで節電を呼びかける広告を出していることを批判した。
参議院議員の山本一太氏は、河野氏を「自民党では唯一、原発の安全性に警鐘を鳴らしてきた人物」と評する。
番組で河野氏は、東京電力のおこなっている広告活動を批判。「今でもテレビで東電がCMを出して『節電しましょう』と呼びかけている。おかしいだろ」と話し、東電は「札びらでメディアの横っ面を張り倒して、『お前ら原子力発電所のこと言ってみろ。金を出さないぞ』」という態度であると述べた。
また、「僕があるFMラジオ局で原子力発電所の話をしたら、電力会社から大クレームが来た」と経験談を語り、メディアが電力会社の責任を追及しにくい状況にあることも指摘した。
山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:河野太郎
河野氏の「東電批判」部分から再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45894955#15:36
(番組はタイムシフト機能で2011年4月19日まで視聴できる)
(丸山紀一朗)
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ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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