関東の放射線量をビジュアル化したサイト「マイクロシーベルト」

access_time create folderガジェ通
マイクロシーベルト

関東各地の放射線量を、発表数値をもとにビジュアル化したサイト「マイクロシーベルト」が話題だ。
値の推移をグラフで見せてくれるサイトなどはこれまでにもあったが、このサイトは、上から降り注く雨のようなビジュアルで、線量がどの程度であるかわかりやすく伝えてくれる。

サイト上部には、「年間自然被曝量」「放射線業務従事者の上限」「健康に影響」「緊急に脱出が必要」というそれぞれの場合のサンプルを表示。そして、画面下部には各地の様子がそれぞれの窓内に表示される。

例えば記事執筆時点での「福島原発30km周辺」のビジュアルは、「健康に影響」レベルと同等に見える。茨城県の東海村はやや多い印象であるものの、その他の地域は「年間自然被曝量」とさほど変わらないように見える。

「見えない」と言われる放射線をこのような形でビジュアル化してくれたプログラマーさん、デザイナーさんに敬意を表したい。もちろん、厳密には各地のデータを見るべきだろうが、感覚的にも把握できるという意味ではすばらしい内容だと思う。

関東各地の放射能値の可視化:micro sievert
http://microsievert.net/

■関連記事
今何ミリシーベルト?「放射能」「放射線量」「放射性物質」都道府県別ガイガーカウンターの数値などを確認できるサイトまとめ
「暫定基準値」の「暫定」って何なの?
「最悪シナリオ」はどこまで最悪か~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み~
「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて)
「最悪のシナリオ」という脅しに騙されないために

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 関東の放射線量をビジュアル化したサイト「マイクロシーベルト」
access_time create folderガジェ通
深水英一郎(ふかみん)

深水英一郎(ふかみん)

トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。

ウェブサイト: http://getnews.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。