原子力安全・保安院、屋内待機圏の住民に外出時の注意点を説明

 原子力安全・保安院は2011年3月19日午前の記者会見で、福島第1原子力発電所の周囲20キロメートルから30キロメートルには屋内待機をするように指示が出ているが、「全く外出してはいけないということではない」と説明した。屋内待機圏の住民の間に、買い物など外出できないということにより混乱が起きていることに対して答えたもの。

 この説明を受けてNHKでは、▽できる限り移動には車を使うこと、▽マスクなどで口や鼻を覆うこと、▽長袖のものを着るなどして皮膚の露出を抑えること、▽屋内に戻ったら手や顔を洗うこと、▽舞っている放射性物質が落ちてくることがあるので雨のときは外出を控えること、▽雨天時に外出したときに着たものは使い捨てること、▽外に放置されているような食べ物は口にしないこと、などの注意点をまとめ、科学文化部記者が「物資の運搬など必要があるときは外出しても構わない」と解説した。

NHK総合(1ch)【東日本大震災・特別対応】

【関連サイト】
保安院 外出時の注意呼びかけ NHKニュース

経済産業省 原子力安全・保安​院 記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv43662713
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)

丹羽一臣

【関連記事】
東京消防庁が地上から放水開始 福島第1原発・3号機
福島第1原発事故、国際原子力事象評価尺度で「レベル5」に引き上げ
福島第1原発で放水作業を行った13名 内部被ばくは認められず

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 原子力安全・保安院、屋内待機圏の住民に外出時の注意点を説明
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。