『恐怖城』から『バイオハザード』まで!? 高橋ヨシキ氏監訳『ゾンビ映画年代記 ZOMBIES ON FILM』が図版充実 [ホラー通信]
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生ける死体”ゾンビ”を題材とした映画は、古くは1932年の『恐怖城(White Zombie)』からジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(1978)、そして現代に至るまで、さまざまなバリエーションが登場し、多くの人々を恐怖のるつぼへと誘い続けているのはご存知の通り。そんなゾンビ映画の歴史を紐解いた『ゾンビ映画年代記 ZOMBIES ON FILM』(オジー・イングアンソ著)がパイ インターナショナルより2015年8月に刊行されます。
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愛好家にとって注目すべきなのは、図版が非常に充実していること。各国版のポスターやロビーカードなど、その数250点以上。『恐怖城』をはじめ、『プラン9・フロム・アウタースペース』『死体と遊ぶな子供たち』『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』『エルゾンビ』『地獄の謝肉祭』『ゾンビ・コップ』『死霊のはらわた』『ブレインデッド』『ゾンビランド』『ワールド・ウォーZ』……などなど、約200作もの関連作品が網羅されています。
中にはカプコンが生んだホラーアクションゲームの金字塔『バイオハザード』も登場しますが、映画化されるまでの紆余曲折にも触れているくだりは一読に値するのではないでしょうか。
本書は、『マーダー・ライド・ショー』のDVDジャケットを手がけ、『暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌』(洋泉社)などの著書があり、ホラー映画に造詣が深いデザイナー・ライターの高橋ヨシキ氏が監訳を担当。特に『ゲシュタポ・ナチ死霊軍団/カリブゾンビ』(1977)あたりをどのように取り上げているのか気になるところです。
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『ゾンビ映画年代記 ZOMBIES ON FILM』書籍概要
著者:オジー・イングアンソ
判型:B5判(257×182mm)/ソフトカバー/228頁(フルカラー)
価格:3200円+税
発売日:2015年8月13日
発売元:パイインターナショナル
販売場所:全国書店にて
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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