筑波大生ら 茨城の被災地情報のまとめサイト『SAVE IBARAKI』を立ちあげ
東北地方太平洋沖地震の発生から3日が過ぎ、各地の被災状況がしだいに明らかになってきました。しかし、地震・津波被害が甚大な宮城県、岩手県や、福島第一原発事故に報道が集中し、他の被災地の情報が滞っているという声もあがっています。たとえば茨城県では、茨城空港は全便欠航し、鉄道・バスなどの交通機関も運行がままならない状況。現在40市町村の約6万人が480か所の避難所に避難しています。そこで、地元の被災情報交換をスムーズに行うために、筑波大学の学生らが中心となり『Twitter』での情報をまとめたウェブサイト『SAVE IBARAKI』を立ちあげました。
『SAVE IBARAKI』では、茨城県内の情報を含むツイートを各市町村に分けて表示。現在は24の各市町村の『Twitter』まとめのほか、「原発情報」「茨城新聞」「#save_ibaraki」「#ibaraki」のツイートをまとめて閲覧可能です。各エリアの炊きだしや給水所の情報、ボランティア募集や通常営業している店舗情報などを見つけやすいため、茨城県の人々からは喜びのツイートがされています。
今回の震災で、『Twitter』のタイムラインを流れる膨大な情報が錯綜してしまい、情報の正確性を判断するのが難しくなっています。こういった“まとめ”サイトがあると、地域ごとに情報をフィルタリングして、有用な情報をすばやくやりとりできるので便利そうです。
SAVE IBARAKI
http://saveibaraki.at-ninja.jp/saveibaraki.html
SAVE IBARAKI(携帯版)
http://saveibaraki.at-ninja.jp/saveibaraki_mobile.html
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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