‘オルタナ・リヴァイヴァル’のリヴァイヴァルなるか? ヤックが90年代テイスト全開の新曲を配信
2011年にセルフ・タイトルのデビュー作『Yuck』を発売し、ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートらとともに90年代のオルタナティヴ・ロックやシューゲイザーの再評価ブームを牽引したロンドンのバンド、ヤック。彼らが新曲「Hold Me Colser」をSoundCloudにて配信しました。
もともとソニック・ユースやマイ・ブラッディ・ヴァレンタインらの影響が色濃かったヤックですが、今回の新曲ではこれまで以上に90年代的なクリシェを盛り込んでいます。歪んだベースラインと中高音を強調した単音ギターリフの絡みは、さながら全盛期のスマッシング・パンプキンズの未発表音源を、現代のポップ感覚でアップデートしたかのようです。
元ケイジャン・ダンス・パーティのメンバーらによって結成されたヤックですが、2013年のセカンド・アルバム『Glow & Behold』発売後にオリジナル・メンバーのダニエル・ブルムバーグが脱退。新たなギタリストを迎えて、昨2014年にはEP『Southern Skies』をリリースしていました。今回のシングルが布石となり、新体制初のオリジナル・アルバムが制作される日も近いかもしれません。なお、『Glow & Behold』はOTOTOYでも配信中です。(たかはし)
・YUCK『Glow & Behold』はOTOTOYで配信中
http://ototoy.jp/_/default/p/39143
YUCK「Hold Me Closer」
https://soundcloud.com/yuck/yuck-hold-me-closer
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