キミは使ってる？温水洗浄便座の使用実態を調査

2015/07/03 07:00 SUUMOジャーナル

座面ヒーターや消臭、消音、節水、ノズル自動洗浄など多機能化が進む温水洗浄便座。内閣府の調査結果（平成27年3月）によると、日本国内の温水洗浄便座の一般世帯での普及率はすでに77.5％にまで拡大しているという。温度や水圧など、好みは利用者によってさまざまだが、調査でみんなの利用状況を調べることにした。（調査対象：20～50代の男女400人男性230人女性170人）
男は強め・女は弱め。水圧の好みに男女差有り

温水洗浄便座といえば、まず気になるのが、洗浄の水圧だ。他人の利用後、うっかり設定を忘れてそのまま利用した結果、思いがけず勢いのある水圧にビックリしたことはないだろうか。水圧の勢い度合いは、温水洗浄便座によってさまざまだが、今回は水圧を「5:最強」「4:やや強い」「3:ふつう」「2:やや弱め」「1:最弱」の5段階に、「大用」時を想定し、好みの水圧について答えてもらった。

【図1】「3：普通」を選んだ中間派は男女の出現率に大きな違いはない

男女ともに「3：普通」程度を好む人が多いようだが、男女別に見ると、女性は「5:最強」」「4:やや強い」を選んだ“強め派”が18.6％に対し、男性は28.9%。女性は「2：やや弱い」「1：最弱」を選んだ“弱め派”が24.8％で男性は16.9％と、どうやら男性はお強いのがお好きなようだ。

なお、今回の調査では家庭内の温水洗浄便座にて、（他人の使い方に）イラッとすることがある人に、その内容についてもフリーコメントで回答をもらった。内容を見ると「出だしが冷たい」（35歳・女性）、「夫が夏場、便座の暖房をオフにする」（54歳・女性）、「水温が思いのほか冷たくヒヤッとしたこと」（45歳・男性）など、温度に関するコメントがもっとも多い。次点、「水圧が緩い」（47歳・女性）、「水がしっかり出ないところがある」（47歳・男性）など、水圧に関する内容。デリケートゾーンは、皮膚も薄め。水圧もさることながら、温度も刺激が強いようだ。男性の8割＝温水洗浄便座に清潔感

ところで、前出コメントには「前の人が使ったときにウォシュレットの水が便座にはねたままになっていた事」（30歳・男性）という、他人の利用状況に関する内容も見られた。飲食店やデパート、コンビニエンスストア、公共施設など。昨今、身の回りのあらゆる施設のトイレが温水洗浄便座化し始めているが、家庭内ならまだしも、見ず知らずの誰かが利用した後、しかも汚い使い方だったら……。

そもそも、温水洗浄便座の利用に関し、何か抵抗感を感じることはあるのだろうか。そこで、温水洗浄便座に対する衛生感覚と利用頻度についても調査したところ、これは男女差が明確になった。

Ｑ. 温水洗浄便座の利用について、
あなたの感覚にもっとも近しいものを以下のうちからお答えください。（単一回答）

清潔だと思う/利用する（男性：42.2%／女性：17.1%）
清潔だと思うが、場所は選んで利用する（男性：40.0%／女性：48.2%）
不潔だと思うが、場所は選んで利用する（男性：6.5%／女性：14.1%）
不潔だと思う/利用しない（男性：11.3%／女性：20.6%）

男性は、温水洗浄便座は清潔だと感じている人が約8割と圧倒的に大多数。女性は約6～７割程度にとどまり、不潔だと感じている人は約3割と多め。衛生に関して、女性のほうが男性よりもシビアである傾向が浮き彫りとなった。身なりにしても、部屋にしても、どちらかといえば男性よりも女性のほうがキレイ好きは多い印象。トイレに関しても、その傾向は同様なのかもしれない。

男女による意識差は多少見られたものの、多くの人たちが温水洗浄便座に清潔な印象を抱いていることがよく分かった。そんな日本の温水洗浄便座の高機能さは、日本のみならず、諸外国からも大好評。日本観光のついでに購入する旅行客も多い。これを好機と捉えて、日本政府は成長戦略に温水洗浄便座を活用することも検討しているという。それも、日本のトイレが高機能でキレイだからだ。あまり気にし過ぎず、誇らしく使おうじゃないか！●［SUUMOトイレの使い方アンケート］より
・調査期間：2015年6月5日～2015年6月8日
・調査方法：インターネット調査（ネオマーケティング）
・対象：首都圏・中京圏・近畿圏在住の20～59歳までの男性230名、女性170名
・有効回答数：400名
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/07/03/93245/

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