都知事選出馬表明の松沢氏「首都圏で”暴力ゲーム”規制する共通ルールを」
松沢成文・神奈川県知事は2011年3月9日、フリーランス・雑誌・ネットメディアの有志によって結成された「自由報道協会(仮)」主催の記者会見に出席。4月10日に投開票が行われる東京都知事選の出馬への思いを語った。
現職の神奈川県知事でもあり、過去に同県で青少年保護育成条例の改正に尽力もした松沢氏。会見の質疑応答で、フリーランスのタカハシ記者から「神奈川県知事として条例で『グランド・セフト・オート(Ⅲ)』といったゲームソフト(の18歳未満の青少年への販売)を禁止した。(東京都知事になったとしたら)東京都や首都圏でも行うのか」と問われると、松沢氏は、
「有害情報の中ですごく問題なのが”暴力もの”。『グランド・セフト・オートⅢ』というような、人を殺せば殺すほど点数が上がって先に進めるゲームに刺激されて、殺人に抵抗がなくなってしまい事件を犯してしまうという例もあった。青少年にこういうものが行き渡らないようにしようと、神奈川県では青少年保護育成条例を改正して規制した」
と話した。さらに、
「できれば東京・神奈川・千葉・埼玉といった共通ルールとしてやったほうがいい。神奈川で規制しても、東京で自由に青少年が(暴力ゲームを)買えてはいけない」
と付け加え、首都圏全域で暴力ゲームが青少年の手に渡らないようにする必要性があることを強調した。
松沢成文氏 記者会見 主催:自由報道協会(仮)
「首都圏で”暴力ゲーム”を規制する共通ルールを」部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv42695306#23:33
(番組はタイムシフト機能で2011年3月16日まで視聴できる)
(丹羽一臣)
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ウェブサイト: http://news.nicovideo.jp/
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