栃木県宇都宮市が「2024共働き子育てしやすい街ランキング 総合編」で2位獲得
日経xwoman「2024共働き子育てしやすい街ランキング 総合編」で宇都宮市が2年連続、全国第2位を獲得した。
180自治体を対象に調査を実施
今回行われたのは、「自治体の子育て支援制度に関する調査」。公表媒体は、日本経済新聞、日経xwoman、日経BPだ。
調査は、首都圏、中京圏、関西圏の主要市区と全国の政令指定都市、道府県庁所在地、人口20万人以上の都市計180自治体を対象に行われ、回答数は155自治体。評価方法は、43の評価項目の点数を合計する形だ。
保育インフラ整備や財政的支援の充実などが評価
主な評価内容をみていこう。
まずは、保育インフラ整備について。宇都宮市の認可保育所の園庭保有率は95.4%。保護者の送迎負担を軽減するため、JR宇都宮駅東口近隣の「送迎保育ステーション」から、保育士が添乗するバスで子どもを保育所に送迎するサービスを実施している。病児保育施設でも、保護者の代わりに子どもを迎えに行くサービスを行っており、日曜・祝日に対応可能な施設もある。
続いて、子どもの家(放課後児童クラブ)の待機児童がゼロである点。保護者が働いている場合など、放課後や長期休業期間中に小学校6年生までの希望者全員を受け入れる「子どもの家」をすべての市立小学校に設置している。「子どもの家」のほとんどは学校敷地内にある。また、多くの小学校で「放課後子ども教室」を校内で連携して実施している。
子どもだけで利用可能な「子育てタクシー」も評価のポイント。「子育てタクシー」は、市内のタクシー会社が市の補助を受けて運行している、子どもだけで利用が可能なタクシー。料金は通常のタクシーと同額だが、制度開始からの運行件数は900件以上あり、その多くが学童保育や塾・習い事への送迎に利用されているという。
そして、妊娠・出産・子育てに係る財政的支援の充実も評価された。2024年度から宇都宮市独自で第2子以降の保育料を無償化。さらに、宇都宮市独自の不妊治療助成制度として、体外受精・顕微授精・男性不妊治療や先進医療にかかった自己負担額のうち、保険適用分を含む最大45万円(2回目以降は保険適用分を除く30万円)を助成している。
「2024共働き子育てしやすい街ランキング 総合編」で全国第2位を獲得した宇都宮市の今後の取り組みにも注目だ。
共働き子育てしやすい街ランキング詳細(宇都宮市HP):https://www.city.utsunomiya.lg.jp/kosodate/kosodate/miyakosodate/topics/1031476.html
(ソルトピーチ)
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