『ニコニコ大会議FINAL 凸&凹』から1か月 ニコニコ大会議が目指したものは?
2月4日、5日に開催された『ニコニコ大会議FINAL 凸&凹』。以前は新サービス、新機能発表がメインだった『ニコニコ大会議』だが、昨年からライブ要素を盛り込んだ内容となっており、主に若い女性に人気のあるイベントとしても注目を浴びている。
今回の『ニコニコ大会議FINAL 凸&凹』ではさらにネットも意識したライブ要素を強くし、2日間にわけたイベントとなった。ニコニコ大会議を仕切っているドワンゴの齋藤P氏はく「総合的なエンタメとして楽しんでほしい」とイベント終了後にコメントしていた(詳細は下記の動画参照)。その通り技術部の展示に加え、チェーンソーアートのジェイソンさんや、金輪切など歌や踊り以外のステージも見ることができたのは事実。齋藤P氏はこのような振れ幅の広いイベントにしたかったと語った。
既にイベント開催から1か月経過した『ニコニコ大会議FINAL 凸&凹』だが、なぜこのタイミングで動画と記事公開なのか? 先日行われた『生主討論会2』にて「ニコニコ大会議をどう思いますか?」という内容の討論が行われた。しかしその場にはライブの主催者側は参加していなかったため、欠席裁判状態となってしまう。討論の内容は歌い手だけでなく生主をもっと前面に出すべきという一方的な主張のみが会場に広がってしまったのだ。
では齋藤P氏はどう思っていたのか? 実は彼も同じく生主を表に出そうと多くのユーザー生放送を観て準備をしていたという。生主が一番輝ける場所が果たして大会議という場所でいいのか? また彼らが有料の総合エンタメライブの中でどういったパフォーマンスができるのか? この辺りについては生主の緑やひろゆき氏の指摘する部分と同じことを考えていたとのことである。
しかし『生主討論会2』を欠席していたため、討論参加できず一方的な議論となってしまった。事実、『ニコニコ大会議』を取材した記者から見ても恭一郎、萩野、イソフラボン閣下、二宮係長、いっちゃん@巫女を始め、各公演にはいわゆる“生主”が参加し、また出演者のほとんどがユーザー生放送を行っていることも把握している。“生主”という特殊なカテゴリーを主張する人は多いが、実は出演者の活動場所は生放送でもあるという事実・背景も忘れてはならない。
次回の『ニコニコ大会議』は海外(台湾)で行われるという話であるが、今のところ日程や詳細は不明。近い内に正式な発表があるという。また『ニコニコ大会議』とは関係ないが3月9日には『初音ミクライブパーティ2011』が行われ、そちらも大注目されている。
『ニコニコ大会議』の歴史を振り返ると秋葉原のUDXで行われていた発表会から始まり、JCBホールにて初めての大規模イベントが行われた。そしてC.C.レモンホール、更にはツアーなども行われ今では有料でも即日完売となる大人気イベントとなっている。そのほかのイベント、『ダンスマスター』なども人気を集め第2回の開催も予定されている。
今後も形を変え、模索しながら大会議を継続して欲しいという人が大多数だろう。「会議」というユニークな名前を持つニコニコならではのエンターテインメントイベントとして成長してきた、これが大会議の歴史なのかも知れない。
『ニコニコ大会議』(UDX時代から)皆勤賞の記者としては、今後もぜひ出席していきたいと思う。
ニコニコ大会議FINAL 凸&凹 ダイジェスト(ニコニコ動画)
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