片平里菜 1301人で作り上げた感動の弾き語りツアー東京公演 「始まりに」生声披露も
サントリーチューハイ『ほろよい』のCMで、二階堂ふみ、成海璃子、野村周平、渡辺大知と共演し、大きな話題を集めているシンガーソングライター 片平里菜。6月12日 渋谷 TSUTAYA O-EASTにてツアー【片平里菜 弾き語りワンマンツアー2015“最高の仕打ち”】の東京公演を開催した。
本公演には、全国各地から1300人のファンが集結。ステージバックからのライトに照らされた片平里菜は「そんな風に愛することが出来る?」でライブをスタートし、最新シングル『誰もが / 煙たい』の両曲を畳み掛ける。儚い物語の中に一筋の光が差し込む、そんな歌詞の内容と淡い光に包まれた姿がリンクし、得も言われぬ感動を生んだ。
人生で初のライブというファンが多かった客席へ、「大変だったでしょ。ここまで来るのに、如何わしいホテル街を通り抜けて、怖かったろうに(笑)良く来た! ここに来たらもう安全。みんな優しそうな顔してる人ばっかり。大丈夫だよ。」と、優しい言葉で安心させたかと思うと、「本番1時間前までたこ焼き焼いてたからね!」と笑いを誘い、弾き語りならではのアットホームで暖かい空気を作り上げていく。
その後披露された「Hey boy!」の間奏では、「違うのやっていい?」と急遽『ほろよい』のCM曲として話題の「ポーのワルツ」も飛び出し、ファンとのコール&レスポンスで大盛り上がり。そして、再度「Hey boy!」へ戻るというユニークなステージ展開に、会場のボルテージは最高潮へ。その後もハッピーでアッパーな曲から、壮大な世界観を作り上げるバラードまで、表現力豊かなロングトーンでライブを展開してみせた。ラストには、ツアータイトルにもなっている「最高の仕打ち」を披露し、ステージを後にした。
アンコールでは、東北ライブハウス大作戦(http://bit.ly/1JUzxev)へ参加している先輩達がよくカバーしているという「青空」(THE BLUE HEARTS)を披露。1301人による大きな大きな合唱が生まれた。そして、ギターからプラグを外し、マイクを使わず「始まりに」を熱唱。アンプラグドでの生歌は、より人間味溢れる“リアルな歌”として観客へ届けられ、会場は大きな感動で包まれた。
このライブで印象的だったのは、「具合悪くなったりしたらすぐにスタッフに声かけてね」と語ったり、「遠くから来た人ー?」の問いかけに、何度も「さいたま~」とゆるーく応えるファンにピックをプレゼントしたり、片平の言葉に対し何かと元気に大声で応えるファンに「またお前か(笑)」と笑ったり、常にファンへ気を配る片平の姿だった。小さい会場で活動していた頃からファンを第一に考え、ブレずにやってきた彼女だからこそ、古くから見てきたファンや、人生で初めてライブに来たファンまで変わらずに楽しむことができるアットホームなライブを届けられるのだろう。
なお、同ツアーは、東北ライブハウス大作戦で完成した、石巻 BLUE RESISTANCE、大船渡 FREAKS、宮古 KLUB COUNTER ACTIONでの開催も決まっており、7月19日 いわき club SONICのファイナル公演まで全国を駆けめぐる。
取材:内山直也
◎ツアー【片平里菜 弾き語りワンマンツアー2015“最高の仕打ち”】
06月19日(金)石巻 BLUE RESISTANCE
06月20日(土)大船渡 FREAKS
06月21日(日)宮古 KLUB COUNTER ACTION
06月26日(金)名古屋 Electric Lady Land
07月03日(金)高松 DIME
07月05日(日)広島 Club Quattro
07月10日(金)熊本 Arbaro<GUEST:平井正也>
07月12日(日)福岡 住吉神社能楽殿<生声LIVE / GUEST:ワタナベシュウヘイ>
07月19日(日)いわき club SONIC iwaki
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