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香港のモバイルイベント『Mobile ASIA Congress 2010』に来てみた

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Mobile ASIA Congress 2010

11月17日(水)から18日(木)まで、香港の”ワンチャイ”にある展示会場でカンファレンスと展示会『Mobile ASIA Congress 2010』が開催された。今年も日本勢ではNTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏と、KDDI代表取締役社長兼会長の小野寺正氏が基調講演をおこなった。これらの講演を視聴すべく多数の方が日本から来られていた。しかし、今回、ソフトバンクの孫正義社長は出席しておらず、今回期待していたソフトバンクの基調講演はなかった。

ドコモ山田社長

ドコモ山田社長は『Actions for Further Advancement of Mobile Applications』という基調講演で、パケットARPU(ARPUとは、加入者一人あたりの月間売上高を示す)が全体のARPUの半分を占めるようになり、音声のARPUより伸びているとのこと。データに重点にした収益構造に重点を強化していくことに言及していた。今後は、次世代の携帯電話の通信規格であり、高速・大容量かつレスポンスに優れたモバイル通信環境を提供できるLTEへの対応とともに、いままでの既存の携帯電話にあった『iモード』を始めとする人気コンテンツを順次スマートフォン対応することのこと。

KDDI小野寺社長

また、KDDI小野寺社長は『Accommodating the data traffic explosion:Is LTE a single solution?』というタイトルで行った基調講演で、既存のネットワークを有効活用することで帯域確保することに言及していた。中で印象的であったのは、『グローカル』という混成語をあげ、思考はグローバルで行動はローカルにという主張を何度か強調していたことだ。

入り口そばのチャイナ・モバイルブース

展示では、入口には中国最大の携帯キャリアであるチャイナ・モバイルが目の前に目立つように配置されていたのが印象的である。展示されていた物として気になったものを簡単であるが紹介しておく。

チャイナ・モバイル モバイルマーケット O-Phone

中国移動では中国で展開している『モバイルマーケット』を、AndroidベースのOMS(Open Mobile System)を採用したフルタッチスマートフォン『Ophone』を利用して展示していた事を始め、次世代のLTE向けにいくつかの応用事例を展示していた。

チャイナ・モバイル LTE車載モニター

会場で目立つところに置かれた車。これは、車載されたいくつかのモニターから受けられるサービスを紹介しているものである。ナビゲーションを始めとし、従来の電話の通話機能とインターネットへの接続サービス、映像関連サービス、オーディオ関連サービス、車のメンテナンスをリモートで行う機能、ゲームといった各種のサービスを、実車によるデモで体感できるようになっていた。

HDTV LTE

また、LTEの広い帯域を利用して、HDTVレベルの画像が高画質で配信可能であることを実演していた。HDTVのビデオカメラにアダプターを取り付けて使用する。アダプターはカメラ本体とバッテリーの間に挟みこむように接続され、バッテリーを共有しているとのことだ。エンコードの機能も内蔵されており、遅延なく送信できるとのことであった。

チャイナ・ユニコム『Wo』

中国でのモバイルコンテンツ市場においては、アプリベースでのコンテンツに非常に力を入れているようで、チャイナ・モバイルの『モバイル・マーケット』だけでなく、中国で1位2位を争うチャイナ・ユニコムは『WO』と呼ばれるブランドの中のサービスの一つであるアプリケーションマーケットの体験ができるように工夫された展示を行っていた。

NEC LCD HDDP 3D For Mobile

また、唯一日本メーカで展示していたNECにおいてはキャリア向けのクラウドソリューションやフェムトセルの展示などがあった。また、携帯電話に利用可能な大きさの3D LCDが展示されており、実際にどのように3Dの画像が見えるのかをみることが可能であった。現段階では実用化され製品になるのは来年ぐらいだとのこと。

簡単であるが、このような感じであった。英語に不安がある方でも、海外の展示会に行ってみると新しい発見があるかも知れない。

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