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「孤独のグルメ」久住昌之インタビュー「バブル時代のグルメブームへの反発だった」

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放送がはじまるとTwitterのタイムラインが「飯テロ」だらけに! 先日まで最新シーズンが放送され、記憶に新しいドラマ「孤独のグルメ Season4」。「あのお店どこだったっけ?」と調べたい時にも便利なBlu-ray&DVDが好評発売中です。

料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすら主人公の食事シーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく原作人気マンガ、「孤独のグルメ」の実写化ドラマ。 五郎が立ち寄る美味しい“お店”は、原作に登場するお店ではなく、実在する“味な店”を毎回番組スタッフが自らの足で探すというこだわりっぷりも話題となりました。

「孤独のグルメ」の原作者・久住昌之さんが、ドラマの後の「ふらっとQusumi」コーナーに登場して美味しそうにお酒を飲む姿も印象的でしたよね。今回は、久住先生のインタビューをご紹介。ドラマへのこだわりから、「孤独のグルメ」というタイトルを決めた理由など、必見のインタビューです。

久住先生

―ドラマ「孤独のグルメ」でロケをするお店は、いまでも自分自身で探さないそうですね。
  
久住:そうですね。僕は探して歩かないけれど、プロデューサー以下、全員がマンガをすごく読み込み、熟知しているので、ボクのセンスは伝わっています。探している最中も、必ずマンガという原点に戻って考えて、それはすごく心強いことですね。だから、最終決定まで全部任せています。ボクは脚本の五郎セリフだけ、修正させてもらっているくらいですね。マンガと決定的に違うのは、松重豊さんの声と顔にあわせた台詞を書いていること。あの声、あの言い方で言うと、面白そうだなってことですね。

―DVD発売になると特典映像も大人気ですが、「孤独のグルメ Season4」はいかがでしょう?
  
久住:「その後のグルメSeason4」は、これは鉄板のドキュメンタリー。実際にお店に行って、放送後どうなりました? って、聞くわけだからね(笑)。「その次の日から大変でしたよ」とか、「受話器はずしっぱなしですよ」とか、「手がふやけちゃったよ」とか、店主の泣き笑いの顔が超リアル。てんてこまいになった人じゃないと、あの顔、あの話しっぷりにはならない(笑)。シーズン3の火鍋の時は、皆が注文するので、電気をつけたり消したりつけたり消したり、俺はいったい何やってんのって(笑)。シーズン4の最後には、「ウチは変わんないよ」って店主も登場したりして。シーズン4ならではの意外な展開も出てきた。

―ところで、これだけテレビシリーズと露出が続くと、私生活にも変化がありそうですね?
  
久住:日本でも、韓国からの旅行者に声をかけられることがけっこう多いです。「孤独のグルメ」に登場した店巡りをしてる若者とかね。こないだまいったのは、仕事場の近くの高井戸温泉に行って、出て着替えて帰ろうと思ったら、そこで待っている人がいて。「あの、クスミさんですか。ドラマを観て、日本に来ました」と。「お風呂でずっと見ていて、きっとそうだと思って待ってました。一緒に写真撮ってください」って、ものすごく恥ずかしいよね、全裸をじっと見られてたって(笑)。ありがたいけどね。

―原作もドラマも大人気ですが、「孤独のグルメ」というタイトルは、どういう意味ですか?
  
久住:先日、静岡で、初版本を持っている人にお会いしました。出た時に買って、帯も取らずに大切に何度も読んでいると。その帯には、当時の編集者が書いたコピーが小さく添えてあり「グルメの後にくるもの」とあった。完全に忘れていた(笑)。おそらく、バブル時代にグルメのブームがあって、それに反発するような意味合いの連載だったと思う。少なくとも編集者の意図としては。でももともとオレは、流行のグルメには無関心な奴で、弁当のおかずを食べる順番を悩むようなだけのマンガを描いてきたからね。どこその何を喰うわけじゃない、ということを「孤独のグルメ」でやった。人は関係ない、自分だけのグルメって意味で、「孤独のグルメ」です。

「孤独のグルメ Season4」ブルーレイBOX&DVD-BOX 発売中

ブルーレイBOX ¥15,984(税込)
DVD-BOX ¥12,312(税込)
発売元:テレビ東京 販売元:ポニーキャニオン

http://kodokunogurume.ponycanyon.co.jp

(C) 2014 久住昌之・谷口ジロー・fusosha/テレビ東京

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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