『ポメラ DM20』を触ってみる 『ポメラ』って本当に使えるの?

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ポメラ DM20

キングジムから発売されているデジタルメモ『ポメラ』。ノートパソコンや携帯電話が多く世の中にある中、果たして本当に使えるガジェットなのでしょうか。ガジェット通信は『ポメラ DM20』を実際に使ってみてその使い心地を試してみることにしました。

『ポメラ』は「単機能製品」と呼ばれるガジェットで、ノートパソコンや携帯電話と違い、インターネットに接続することはできません。テキスト入力に特化したメモ専用機です。「いつでもどこでもすぐ“メモる”」をコンセプトとしていて、電源ボタンを押して2秒で起動することを特徴としています。また、単4形乾電池2本で動き、アルカリ電池の場合約20時間動作します。『ポメラ DM20』は、2008年11月に発売された『ポメラDM10』の上位モデルです。液晶パネルが4インチから5インチに大型化したほか、様々な機能が追加されました。『自動改行設定』という指定した文字数で改行できる機能や、カレンダー連動の『日付メモ』機能、編集中のテキストファイルをQRコードに変換する機能などが新しく追加されています。

裏面はこんな感じ

まず最初に驚いたのが起動の速さ。本当に2秒で電源が入りました。これは起動の遅さでイライラする事なくすぐにメモを取ることができます。電源を入れるとテキストエディタが起動。電源を切ると、その状態のまま保存され、次に起動したときは続きから書き始めることができます。これは便利です。キーボードをたたむと自動で電源をオフにしてくれました。

本体表面は着せ替えが出来るようになっています

タイプ感は、大きさに慣れるまで少し時間が掛かりましたが、慣れてしまえばノートパソコンと同じように入力する事ができました。ただ、スペースボタンの反応が少し悪いのが気になります。『ポメラ DM20』の折りたたみ式のキーボードは、しっかりと固定されているので、膝の上など少し不安定な場所でも簡単に使うことができました。右側が少し浮いている感じがしますが、そこまで気になりません。文字の大きさは『F6』ボタンで簡単に切り替えることができ、使う人に合わせて簡単に調節できます。文字の大きさだけでなく、行間や、電源オフ時のカーソル位置保存設定、自動改行設定など様々な設定ができました。

『ポメラ DM20』は2万8000文字のファイルが最大で1000ファイル保存する事が出来ます。microSDカードを使う事で更に増やすことも可能です。保存したデータは、microSDカードに移すか、付属のUSBインタフェースケーブルに接続してパソコンに移すことができます。その他にQRコードを使用して携帯電話にテキストを送ることができます。

黒字に白文字にもできます

デジタルメモ『ポメラ』。確かに欲しくなるガジェットです。“多機能”の商品が多い中、メモ専用機としての凄さを知った気がします。会議やミーティングだけでなく記者の様な仕事にもピッタリです。実はこの記事も『ポメラ DM20』で書いてみましたが、かなり使い心地は良かったです。ただ、やはりメモ専用機だけあり、編集作業などにはあまり向いていません。気になる値段はメーカー希望小売価格で3万4650円(税込み)です。思いついたことをすぐにメモしたい方や、外出先で文章を書く方にオススメのガジェットです。

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樹堂

TwitterID: judo_o

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