ステレオ高音質の録音が可能なキヤノンのパーソナルビデオカメラ『iVIS mini X』 バンドのスタジオリハーサルを撮影して実力を検証してみた

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ステレオ高音質の録音が可能になったキヤノンのパーソナルビデオカメラ『iVIS mini X』 バンドのスタジオリハーサルを撮影して実力を検証してみた

広角レンズとバリアングル液晶を搭載するキヤノンのパーソナルビデオカメラ『iVIS mini』が、『iVIS mini X』としてパワーアップ。新たに大口径ステレオマイクを搭載し、AVCHD24MbpsモードでリニアPCMの高音質録音が可能になりました。実機をお借りできたので、この高音質録音に注目してレビューをお届けします。

iVIS mini X

『iVIS mini X』は、手のひらサイズのコンパクトなビデオカメラ。AVCHD形式なら対角150°、MP4形式なら対角160°で撮影できる広角レンズを搭載し、約1200万画素のCMOSセンサーにより最大でフルHDの動画撮影、静止画では最大約4000×3000ピクセルの撮影が可能です。

iVIS mini X

2.7型タッチパネルのバリアングル液晶を搭載するので、片手に持っていろいろな角度で、構図を確認しながら撮影ができます。

iVIS mini X iVIS mini X

自立式スタンドも内蔵するので、水平から約60°まで好きな角度で設置して撮影したり、バリアングル液晶を手前に向けて自撮りスタイルで撮影することも可能。“YouTuber”には便利かも?

iVIS mini X iVIS mini X

インタフェースは、液晶から見て左側面に録画ボタンと再生ボタン、miniUSBとminiHDMIポートを搭載。右側面には電源スイッチとマイクの音量ダイヤル、ヘッドホンとマイクのジャック、DC入力を備えています。Wi-Fi機能も搭載。ファイルを転送する、スマートフォンやタブレットの専用アプリを利用してカメラ映像をモニターする、スマートフォンをリモコンに利用するなどの用途に活用できます。

iVIS mini X iVIS mini X

電源をONにすると開くレンズシャッターの両脇には、直径約10mmのステレオマイクが。これが『iVIS mini X』の最大の特徴です。AVCHD24MbpsではリニアPCM(48kHz/16bit)の高音質録音が可能。本体スピーカーでは分かりづらいですが、ヘッドホンをつないで録画した音声を聞くと、クリアな音質にビックリしますよ。

iVIS mini X

この高音質な録音機能を検証するために、ガジェット通信の周二郎探検隊が参加するバンド、unrealtribeのスタジオリハーサルで映像を撮ってきてもらいました。まずその映像を『YouTube』で確認してみてください。

キヤノン『iVIS mini X』でバンドのスタジオリハーサルを撮影(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=UjpxqmK11WA

かなりラウドな音を鳴らすバンドですが、音割れや歪みもなく、低音から高音まではっきり録音できているのが分かると思います。AVCHDからMP4に変換してアップロードしているので音は圧縮されていますが、その高音質ぶりは十分に分かるレベル。ライン入力ではなく、本体に内蔵したマイクだけでここまで録音できるのだから驚きです。

iVIS mini X

広角レンズで撮影した映像は、メンバー全員が収まるユニークな絵に仕上がっています。

周二郎探検隊のコメント
「とにかくセッティングが楽でした。電源スイッチを入れて、シーンセレクトを「音楽」モードにして録画ボタンを押すだけ。
映像は狭いスタジオ内でもメンバー1人1人がしっかり映っているし、ダイナミクスの幅が広い楽曲でも音割れすることなくきれいに録音されています。
音質のよさはバッチリですね! ライブでも使ってみたいです」

このように、音楽をやる人にはスタジオでの練習やライブの撮影に大活躍すること間違いなし。旅行やイベントで撮影するときも、高音質の臨場感ある映像でその場の体験を記録できます。一味違う映像を残したい人は、一度手にとってみては。

『iVIS mini X』スペシャルサイト
http://cweb.canon.jp/ivis/minix-sp/index.html

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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