酒を止めたらアレルギー性鼻炎が劇的に改善した件

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実験的に3月の下旬から禁酒をはじめまして、はやくも7カ月が過ぎました。もともとは腸内環境の改善が目的で始めたことなんですが、近ごろはアレルギー性鼻炎への効果を実感しております。

もともと、わたしは重度のハウスダストアレルギーでして、1年中ほぼティッシュが手放せないありさま。特に10月ごろの季節の変わり目が厳しくて、頭が重くなりすぎて寝こむこともしばしばでありました。3年前にパレオダイエットをはじめたおかげでだいぶ改善はしたものの、やはり鼻炎だけはおさまらなかったんですね。

が、今年は症状がまったく違うんですよ。例年なら、そろそろ鼻水とくしゃみが止まらない時期にも関わらず、今年はティッシュに手を伸ばす回数が極端に減少しまして。2日ほど鼻水が暴発した日がありましたが、それ以外は、いままでとはうって変わって快適な10月を過ごしております。

実際、血液検査でも良い兆候が見られまして、昨年の同じ時期のデータでは、アレルギー抗体の量が500を超えてたんですが、今年は250そこそこにまで減少しました! まぁ、これだけでアレルギー体質が良くなった証拠にはならない(たんに身の回りのアレルゲンが減っただけかもしんないので)わけですが、なんらかの改善が見られたのは間違いないところではないかと。

もちろん、禁酒だけがアレルギー改善の理由とは言い切れませんけども、アルコールがアレルギーを悪化させるかもって研究はけっこうあるんですよね。具体的な仕組みを申し上げますと、

・少量のアルコールでも腸内のバリアが壊れる
・腸内に小さな穴ができて、リーキーガットが起きる
・アルコールがバクテリアにエサになり、腸内の毒素が増える
・腸内にできた穴から、血中に毒素(エンドトキシン)が流れ出す
・体内に入った毒素が炎症を起こし、免疫系にダメージを与える
・アレルギーが悪化!

といった感じです。アレルギーの最重要ポイントである腸内環境に、アルコールがダメージを与えちゃうわけですね。たいていの論文では大酒飲みを対象にしているんですが、ある実験では、グラス一杯のアルコールでもリーキーガットの原因になることがわかってまして、なかなかアレルギー持ちにはツラいところです。

そんなわけで、アレルギー体質の方は、できれば完全にアルコールを絶つのが吉。どうしても飲みたい!という方は、酒を飲むのは週に2日までに限定したうえで、1日の酒量はグラスワイン2杯までにおさえるとよいかと思います。

執筆: Yu Suzuki
掲載: Buzz+(バズプラス) http://buzz-plus.com

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