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バイク買取業者が自宅の敷地に侵入する件

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いつもの様に愛車『DRZ-400SM』で颯爽と出勤しようと思ったら、またまたバイクのハンドルに

「あなたのオートバイ高く買い取ります」

みたいな張り紙がしてある次第…何度目であろうか? そもそも「オートバイ買い取り業者」みたいな輩が勝手に人の敷地に進入してオートバイを品定め(物色)する権利などあるのだろうか?

と、言うのはオートバイを所有している人なら何度も経験していると思います。最初は無視していても、何度も何度もしつこく張り紙をし、苦情の電話をしても「買い取り業者」の会社の名前が変わっては張り紙をしてゆくの繰り返し。
筆者も最初の頃は無視していましたが、徐々にエスカレートしてきて最近では

「貴方のオートバイを6万円で買い取りします」

などと、勝手に査定まで始める始末。流石にキレました。オメーどこの世界に『DRZ-400SM』を6万円で売るバカがいるんだよ糞野郎が!

と、人を不快にさせる事しか能がない「オートバイ買い取り業者」に対抗する手段を今回は伝授します。

【 フリーダイヤルなら即電話 】

「オートバイ買い取り業者」の場合、大抵はフリーダイヤルの電話番号が書いてあるのでムカっと来たら速攻で電話しましょう。目的は「オートバイ買い取り業者」に対する警告です。

電話をすると大抵の場合はアルバイトみたいな奴が対応してくるので

「二度とうちの敷地に無断で進入する事を禁止します」

みたいな内容を自分のムカつき具合に応じて文脈を変えて苦情の電話を入れましょう。あと最初に相手の名前を聞いておくのは重要です。何かあった場合に誰が電話対応したのかを把握しておく必要があるからです。クレームの電話と知った途端に相手は

「メンドクセーなコイツ…」

みたいな対応ではいはい言うだけなので、とりあえず自分の怒りが収まるまでスジを通しておきましょう。最後に

「今度、うちの敷地に無断で進入した場合は警察に通報します、絶対に進入しないで下さい」

と相手に念を押しておきましょう。必ず相手に「分かりました」と言わせるのがポイントです。もしも通話内容を録音出来るようならば必ず録音しておいて下さい。

【 怒りが収まらなければ本社に電話 】

下っ端相手では怒りが収まらない場合、インターネットで調べて「オートバイ買い取り業者」の本社にクレームの電話を入れましょう。こちらはフリーダイヤルではないので電話代を損するだけ馬鹿らしいのですが、一応は社員みたいな輩が対応してくるのでストレスを発散するには効果的です。

ストレス発散の為にクレームの電話をするとか「クレーマー」以外の何者でもありませんが、別に間違った行為ではないでしょう。そもそもストレスを与えて来たのは頼んでもいない愛車の査定を一方的に行った「オートバイ買い取り業者」の方なのですから。

【 それでも張り紙をしてきたら警察へ 】

基本的に「今度、うちに進入したら通報する」と言っておくと、滅多にに二度目は来ません。自分の経験では今のところ一度もないです。
しかし、もしも同じ「オートバイ買い取り業者」が再び張り紙をしてきた場合は、自分が住む地域を管轄している警察署に行って相談しましょう。

「オートバイ買い取り業者」には対応マニュアルがあるのか、以前と同じ会社が名前を変えただけなのかは謎ですが、電話の対応はどこも似たような感じです。

どちらにせよ、警察に通報されると色々と面倒なので、クレームの電話があった地区は避けているような気がします。

【 最終的には繰り返し 】

しかし、相手の「オートバイ買い取り業者」も考えたもので、しばらくすると会社を倒産させて、また別の「オートバイ買い取り業者」を立ち上げます。ある程度、クレームが溜まってくると営業活動に支障をきたすので、新しい別会社を作るのでしょう。

つまり、数ヶ月後には再び貴方のオートバイには「不快な張り紙」が貼られてしまう訳です…

こうなると被害者側としては完全にお手上げで、すでに別会社になってしまったので中身が同じ人間(社長やら社員やら)でも以前のクレームは無効です。対策としては再びクレームの電話をするしかありません…

と、言う訳で「オートバイ買い取り業者」による不快な張り紙を無くす事は現在の所は不可能な模様。どうにかなりませんかね?

【 バイクの盗難は罪が軽い? 】

筆者もすでに2台ほどオートバイを盗難された経験があるのですが、はっきり言ってオートバイの盗難ごときでは警察は真面目に捜査してくれません。近所の聞き込みすらしません。もっとも警察も暇ではないので傷害事件などの案件を優先するのかもしれませんが。

しかし、簡単に「オートバイの盗難」で片付いてしまいますし、実際に警察に届けても紙切れ一枚書いて終了なのですが、オートバイを盗まれた側は一度に「数十万円」の財産が無くなる訳でして、下手に空き巣に入られたり強盗に遭うよりも被害金額としては大きくなります。なのに日本の場合は

「自転車泥棒の延長だべ?」

くらいの軽い扱いなのがムカつきますね。ちなみにベトナムだと自転車を盗むと半年の実刑判決、オートバイだと3年間と重い罪になります。それに比べたら日本の場合は自転車の盗難も含めて罪が軽すぎると思えます。

以前、オートバイのナンバープレートを盗まれた際も、犯人は逮捕されたのですが「犯人に支払能力がない」と言う事で、警察の方からは犯人の連絡先を教えて貰う事が出来ませんでした。

「どうしてもと言うなら弁護士を雇って民事で争って下さい」

との事です… まあ、確かにその通りなのですが、弁護士に依頼して裁判で勝っても結局は相手に支払能力がなければ自分の所に金は返って来ないし、弁護士に支払う報酬などを考えると「盗まれた側の負け」としか言いようがありません。

【 オートバイを狙う窃盗団の存在 】

「オートバイ買い取り業者」や「廃品回収」の振りをした窃盗団が存在します。窃盗団とは言いますが、実際には数人程度のグループでしょう。奴らはオートバイを専門に狙い、普段から下見をして次に盗むオートバイを探しています。

貴方のオートバイの鍵穴にある「蓋」が動いていた事はありませんか? アレは奴らがオートバイの防犯状態を調べる為に下見をした跡ですよ。もしも、いつも閉じていた蓋が勝手に開いていた場合、貴方のオートバイは狙われていると言う事です。

そして奴らは船にコンテナを積むギリギリのタイミングで、数台、数十台のオートバイを短時間で一度に盗んで整備工場で「部品」もしくは「スクラップ」として輸出する為に分解し、そのままコンテナに積んで外国に出荷します。名目上は「部品」やら「スクラップ」として輸出するので「車輌」としては扱われません。

複数のコンテナにバラバラになったオートバイの部品全てを照合する時間も有りませんし、盗まれてから警察に通報しても、数日後には海の向こうへ証拠品は渡ってしまうので、まず犯人グループが捕まる事はないのです。

そして海外に運ばれたコンテナは一箇所に集められ、現地で再び組み立てられて「人気のある日本の中古車」として販売されるのです。

筆者が盗まれたオートバイは2台共オフロードバイクなので、明らかに東南アジア向けに盗まれた模様。同じようなオフロードバイクは勤務先の会社に勤める同僚(2名)も盗まれているので、神奈川県に住んでいてオフロードタイプのオートバイを所有している人は特に注意して下さい。

こんな映画みたいな窃盗団がいるのかと思われるでしょうが、本当に実在します。なので海外に出荷しやすい港がある「横浜、新潟、福岡」など大きな港がある街はオートバイや車などの盗難多発地帯になっています。

つまり、ここまで計画的にオートバイを盗まれると、まず盗まれたオートバイがお貴方の元に帰って来る事はありません。警察も頑張って捜査していますが、どこでオートバイを分解しているのか分からなければ現行犯逮捕は出来ないし、港で全てのコンテナを調べる事も難しいからです。

「オートバイを盗んでいる瞬間を捕まえたらいいんじゃね?」

と思うでしょうが、それも難しいらしいです。奴らは「オートバイ買い取り業者」の振りをして、ツナギ姿でトラックに乗って白昼堂々とオートバイを盗みます。重い大型バイクなどはトラックに付いている「クレーン」を使って、ものの数分で盗み去ってしまうのです。

仮に近所の人に目撃されても、ツナギ姿でオートバイをトラックに乗せていても不審に思われる事は少ないようで、通報のほとんどは盗まれた被害者からの通報なのです。
つまり通報された頃にはトラックから盗難車を降ろした後なので、警察は無限にある整備工場や工場の中から証拠品を捜さないとなりません、当然、そんな無理難題に挑むほど日本の警察も暇ではないので、結果としては「盗んだ者勝ち」となる訳です。

【 なぜオートバイ買い取り業者を嫌うのか? 】

オートバイを盗まれると悟りますが、はっきり言って人の物を盗む輩はクズです。そんなクズ人間と「真面目なオートバイ買い取り業者」の見分けが付かないのが問題です。

いや、そもそも「オートバイ買い取り業者」と名乗り、勝手に人の敷地に進入して人のオートバイを物色する連中を「まともな会社」とするのは違和感がありますね。「まともな会社」ならば何度も会社の名前を変えてまで、人のオートバイをしつこく売れと迫ったりはしないでしょう。

つまり「オートバイ買い取り業者」と名乗る輩が昼間っから人の敷地に進入して、勝手にオートバイを査定する行為が、窃盗団の犯行を助長しているとも言えるのではないでしょうか?

むしろ、窃盗団も現場を下見している時に通報されて職務質問された場合に備えて、一応は「オートバイ買い取り業者」として「古物商」の届けを警察にしているはずです。そうすれば下見をしている時に通報されても言い逃れが出来ます。

早い話が「窃盗団はオートバイ買い取り業者でもある」と言う事です。

窃盗団でもオートバイ買い取り業者として会社を設立し、警察に届けを出して「古物商」の申請をすれば、普通は受理されるのですから。こうなると

「オートバイ買い取り業者を見たら犯罪者と思え!」

と言う理論も間違ってはいないでしょう。社会的にも「古物商」として届けを受理された窃盗団の会社と、もしかしたら存在するかもしれない「まともなオートバイ買い取り業者」の見分け方は有りません。

ちょっと強引ですが、見分けられない以上「窃盗団=オートバイ買い取り業者」と思って対応するしか、貴方のオートバイを守る術はないのです。

【 社会的な意識改革も重要 】

社会的と言ってもオートバイに乗っている人の数は車に比べると少数、つまりマイノリティなのでオートバイが盗まれようが海外に出荷されようが世間的には大して影響がない模様です…

こうなると「盗まれないように自衛する」のがベストですが、どんなに盗難防止の術を施しても、トラックとクレーンと油圧カッターの前では無力です。盗難保険もありますが、結局は100%の保証ではないので数十万円は自費で負担する事になり経済的な損失をこうむる事に変わりありません。

「オートバイを運ぼうとしている人を見かけたら要注意!」

確かにツナギを着ている人がトラックにオートバイを積んでも自然に見えますが、ちょっと良く考えてみて下さい。本当に彼らは「オートバイ屋さん」ですか?

しかし、バイクを移動してる人間を片っ端から通報すると、これまた警察の業務に支障をきたすのも事実… 実際には難しいものがあるかもしれません。どうしても盗む側有利なのは否めないでしょう。

【 オートバイの所有者には何が出来るのか? 】

まず、自分の敷地に「オートバイ買い取り業者」を名乗る輩が進入したら厳重に警告し、必要であれば警察に通報する事です。そうして

「この方法でオートバイ盗難の下見をするのは、もう無理だな…」

みたいな風潮を作らないと、いつまで経っても奴らは同じ手口でオートバイを盗み続けます。クレームの電話をしたり警察に通報した所で、また別会社を作って同様の犯行を繰り返すでしょうが、少しでも奴らの手を煩わせるのが一番効果的なのです。

出来る事ならば「集団訴訟」のような形で、何度も会社の名前を変えたり「色々な業者が現れるけれども実は親会社は同じ」みたいな安易な方法を阻止出来るのがベストですが、現在の所はそのような事例は一件も無い模様…

逆に、裁判となると「前例」が大事なので一度でも勝てば同様の手口を行う他の窃盗団に対して、非常に有効な手段になると思うのですが、どうなんでしょうか?

「オートバイに張り紙をする為に許可なく人の敷地に侵入するのは違法」

と言う前例を作らないと悪循環の繰り返しです。まあ、そもそも「ビラ配り」と違い「ポストに投函する」と言う行為以上の事が法律で許されているとも思えないんですけどね。
そんな訳で長々と書きましたが、とりあえず「バイクを売って下さい」の張り紙が自分の家の敷地内にあるオートバイに貼られていたら「敷地に無断で進入した事に対してクレームの電話をする」と言う選択肢がある事を忘れないで下さい。

面倒だからと彼らの行動を放置していると、いつか貴方のオートバイも盗まれる日が来ます。そして、あったはずの自分のオートバイが消えていた時に後悔しても、貴方のオートバイは二度と帰って来ないのです。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「YELLOW」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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