【CEATEC2014】デカいけど繊細! オムロンがラリーしやすい卓球ロボットを出展
10月7日から11日にかけて開催中の『CEATEC JAPAN 2014』。オムロンは、人間と一緒に卓球ができる『ラリー継続卓球ロボット』を出展しています。こちら、サイズは巨大ですが人に合わせてラリーが続けられる繊細なロボットなのです。
同ロボットは、オムロンのオートメーション技術のショーケースとして、センシング&コントロール技術の粋を集めたもの。人やラケットの動きと球の位置から、3次元の画像処理により球の軌道や速度を予測して、相手の人間が打ち返しやすい位置と速度で返球してくれます。
人間の頭の上にあるセンサーで人間の位置を認識し、両脇にある2台のカメラでボールの軌跡を確認します。1000分の1秒単位で判断し、制御しているのだとか。
ロボットアームには“パラレルリンク”と呼ばれる機構を採用し、高速で繊細な動きを実現。工場で箱詰めや整列に利用される産業用ロボットの汎用アームを使用しています。アームの先端に、ラケットを振るモーターを取り付けた“手”が取り付けられている構造。アームはぶら下げた状態で使うので、固定する巨大なフレームがかなりの存在感です。
モーターの制御には、産業用のPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を使用。ラケットの角度とスイングのタイミングを制御する部分と、モーターに送る電流を制御する部分に分かれています。
人間のレベルに合わせて打ち返してくれるのが特徴。卓球をやるのは小学生以来というコンパニオンさんでも、すんなりラリーを続けることができました。
ブースでは来場者が参加して20回ラリーが続くかを競い合うコンテストを開催中。優秀者には賞品のプレゼントもあるので、興味を持った方は参加してみては。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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