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世界初! 水没する南太平洋・タロ島の住民移住決定! 対策は日本発”GREEN FLOAT”計画

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南太平洋・タロ島、住民まるごと移住へ 水没危機を回避

地球温暖化により海面が上昇している。これにより、水没が懸念されているのが南太平洋の島々だ。マーシャルやキリバス、フランス領ポリネシア、モルジブなどの国々は、国土のほとんどすべてが環礁からなる。

環礁の島の標高は2~3mだから、今世紀中に起こることが予測されている50cmの海面上昇でも、外洋の波が島に直接打ちつけるようになって、島が水没してしまうことが危惧されている。

今回、南太平洋ソロモン諸島のタロ島で、海面上昇による水没を避けるため、住民をまるごと別の島に移すことになった。地球温暖化の影響で、水没の危機に直面している島国は多いが、実際に全島民の移住を決めたのは太平洋で初めてとみられる。

移住するのは、チョイスル州の州都があるタロ島。南北1キロ未満のサンゴ環礁の島に約1千人が住む。海抜は2メートルに満たない。海面上昇による洪水や津波への懸念が年々高まっており、地元当局がオーストラリア政府の支援を受けて専門家チームを立ち上げ、対策を検討してきた。

その結果、集落を存続させるには、浸水に備えて予防策を取ると同時に、長期的に対岸のチョイスル島に新しい州都を造り、住民を段階的に移住させるしかないと判断した。

移住の完了までは数十年かかる見通しだが、まず今後5年で道路や病院、学校などインフラ整備を進める。移住に必要な予算は数億ドルに達するとみられ、国際社会に支援を求めることになるという。

海上に浮かぶ新環境都市“GREEN FLOAT”計画

海面上昇による水没する島々。もはや地球温暖化は阻止できない。となると水没は免れない。何か対策はないのだろうか?それがあった。島が水没するからいけないのであって、水に浮く島をつくってそこに移住すればよい。

国連によると、2011年10月時点での人口は約70億人であり、現在は71億人を超えている見通しだ。さらに人口は各国とも、急激に都市部に集中している。その傾向が今後も続く場合、エネルギーや食料、水、交通など、都市部の主要なインフラの破たんを招き、自然の許容力の限界を超える可能性がある。既存都市の再開発は粛々と進める必要があるが、新規に都市を建設する場合には海上に浮かべるという選択肢に挑戦を始めてもいいのではないか。

そこで、地球の表面積の約70%を占める海の活用に注目が集まっている。海のスペースを居住やビジネスの場として利用できれば、既存の都市部などでは収まりきらない人口を収容できるようになる。そうした中で、清水建設は、海上に都市を浮かべる新環境都市モデル「GREEN FLOAT」の取り組みを推進している。

GREEN FLOATは、海面と接する基盤部分、常夏のビーチや農場が広がる水辺エリア、食料自給率100%を実現するための植物工場などが配置されたタワー部、地上700〜1,000mの空中都市ゾーンなど、複数の階層に分かれている。

都市づくりを行う上で、自然災害への対策は不可欠だが、GREEN FLOATは赤道での建設を予定している。赤道は、台風やハリケーンなどの異常気象がほとんどなく、海上は津波、地震の影響がない。つまり、赤道直下の海上は自然災害が極めて起きにくい。

また、赤道直下というと気温が心配だが、GREEN FLOATの場合は地上1,000mに居住スペースがあり、自然のままで気温が1年中26度前後に保たれるため、空調の利用を抑えた快適な生活が実現する。また、赤道は雨季には大量の雨が降る傾向にあるため、雨水を貯めることで水も確保できる。

画像 清水建設 GreenFloat: http://www.shimz.co.jp/theme/dream/images/gre_img013.jpg

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