男子小学生にしか見えないけど実は現役女子高生! 園監督が思わず起用した“ヨン”役の正体は?
常にセンセーショナルな作品を放ち続ける園子温監督が挑む最新作は、近未来の”トーキョー”を舞台に、ストリートギャングたちが大暴れする『TOKYO TRIBE』。90年代ストリートカルチャー&ファションを牽引した累計250万部超え、井上三太による伝説的コミックの映画化がいよいよ30日より公開となります。
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高い戦闘スキルを持つ謎の女・ヒロインのスンミを演じる清野菜名のアクション能力の高さに大きな注目が集まっているが、他にも園監督のアクションへの“本気度”が伺えるキャラクターは少なくない。そのひとり、スンミと共に大男たちを相手に大立ち回りをするヨンは、園監督の遊び心も伺えるキャラクターだ。この度、ヨンを演じる坂口茉琴さんの場面写真が解禁に。
いち早く映画を観たマスコミ関係者の多くがヨンの機敏なアクションを絶賛するが、小柄さと中性的な容姿ゆえほぼ全員が“小学生の男の子”と勘違い。しかし、坂口は現役女子高生なのです!
実は、彼女を起用した監督自身も “勘違い”をしていたひとり。クランクイン前、本作のアクション監督・坂口拓の元にトレーニングに通っていた清野の様子を見に行った監督は、道場を所狭しと跳ねまわる坂口を発見。その圧倒的なインパクトに衝撃を受け、すぐさま『TOKYO TRIBE』に出演させることを決意。すでに出来上がっていた脚本を書き替え、ヨンという新たなキャラクターを作り上げました。
ちなみに、坂口の苗字はアクションの師匠である坂口拓の名前から取ったもので、ヌンチャクアクションを披露する中川翔子(KESHA役)のために衣装にワイヤーを仕込むなど、師匠とともに裏方も精力的に担当。スクリーンところ狭しと動き回るヨンのアクションにご注目を。
『TOKYO TRIBE』ストーリー
近い未来の “トーキョー”には様々なトライブ(族)が存在し、そこに住む若者たちは、街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを守っていた。
トライブ間の暴動・乱闘は日々繰り広げられるも、互いの力関係は拮抗し絶妙なバランスで保たれていた。しかし、ある事件をきっかけに、その均衡はもろくも崩れ去る。「ブクロWU-RONZ」のヘッドに君臨する<メラ>と「ムサシノSARU」に所属する<海(カイ)>。二人を取り巻く”トーキョー”中のトライブを巻き込んだ、激しく壮絶な一大バトルが今始まろうとしている――。
(C)2014 INOUE SANTA / “TOKYO TRIBE” FILM PARTNERS
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