体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

リーマンショック・訴訟……『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』監督が見た億万長者の素顔

クィーン・オブ・ベルサイユ:サブ1(軽)

リーマンショックをきっかけに転落する富豪の姿を追ったドキュメンタリー『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』が8月16日(土)より公開となり、破天荒なセレブの暮らしぶりや、その密着ぶりが話題を呼んでいます。

本作は、不動産業で巨万の富を得たアメリカの大富豪シーゲル夫妻を描いた物語。100億円をかけてフロリダにベルサイユ宮殿を真似た全米最大の邸宅の建築を開始。本来映画はその大邸宅完成までを記録したドキュメンタリーとなるはずでした。ところが、突如襲ったリーマンショックで彼らは窮地に陥り、会社は大ピンチ、ベルサイユ宮殿の建築もとん挫して、夫婦は急転直下、転落の一途をたどることになってしまい……。

こちらの映画、もともとはドキュメンタリー作家のローレン・グリーンフィールド監督が、シーゲル夫妻のアメリカンドリームを記録するための企画。大豪邸の建設途中にリーマンショックが起こり、急遽転落していく姿を映像に収めたものなのです。監督がシーゲル夫妻に興味を持ったきっかけは? この夫妻のどんな所を面白いと思った? などなどコメントをご紹介いたします。

【関連記事】「1年後にはひっそりと海外や田舎で復活していたい」与沢翼が栄光と転落を語る
http://getnews.jp/archives/638257 [リンク]

監督写真

Q1:シーゲル夫妻が豪邸を建築をしていることを何で知り、なぜ彼らのことを映画にしようと思ったのですか? 興味を惹かれた理由を教えて下さい。

監督:私がジャッキー・シーゲルと出会ったのは、2007年、ELLE誌のためにドナテラ・ヴェルサーチを写真撮影していた時でした。ジャッキーはその当時、ヴェルサーチの上客の一人で、洋服に100万ドルを使っていました。彼女は、とても社交的かつフレンドリーで、彼女の7人の子供たちが自家用機のタラップに立っている写真を私に見せてくれました。そして彼女の友人たちが、私がフロリダに行き、ジャッキーと子供たちの写真撮影することを提案したのです。

その後、ジャッキーからアメリカ最大の邸宅を建設していると聞いた時、私はその話に惹かれて、ぜひ家を見たいと思いました。家を持つことと、アメリカンドリーム、そしてそのアメリカンドリームが、好景気の間にどんどん大きくなっていく様、この三つの関係性に、私は長い間、興味を掻き立てられていたからです。ヴェルサーチの開店パーティの晩に、私が撮影したジャッキーと彼女の友人たちの金色のバッグの写真は、TIME誌によって「新・金メッキ時代」というタイトルとともに、「今年の一枚」に選ばれました。

映画を撮影しているさなかに金融危機が起こると、二人の性格のもっともっと魅力的な面が明らかになっていきました。デヴィッドは、億万長者であるにも関わらず、持っていたもの全てを自分の事業に賭け、彼の事業における最大の遺産、ラスベガスタワーを失います。ジャッキーは逆境に負けない人で、夫には彼らのライフスタイルをこれ以上続けられる資金がないかもしれないと思った時でも、夫に対し本物の愛情を示します。彼らの人生に起きたドラマティックな出来事によって、彼らの人格がより魅力的な形で浮彫りになったのです。

Q2:監督から見た大富豪夫妻の面白いと思った点と、疑問に思った点はどんな所ですか?

監督:デヴィッドとジャッキーの人生すべてに興味をそそられました。二人が貧しい生まれであることと、無一文から大富豪になったという物語が、皆が思う「普通」の億万長者より、もっと地に足がついた、親しみやすい存在にしているのです。

1 2次のページ
藤本エリの記事一覧をみる

記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。