「ルブタンは高いけれど人生を豊かにする靴」汚ブス研究家・KENJIが“女と靴”の関係に迫る![オタ女]
スピルバーグやアギレラ等、セレブたちを夢中にさせる、パリ・ナイトショーの最高峰<クレイジーホース・パリ>でたった80日間だけ上演し、世界を熱狂させた、クリスチャン・ルブタン演出×デイヴィッド・リンチ音楽の伝説のショー「FIRE(ファイア)」。その妖しくも美しいショーを映像化した『ファイアbyルブタン』のBlu-ray&DVDが現在発売中。
ダンサーたちの美しすぎるヌード! 美しいバストに、丸いお尻、そこから伸びる引き締まった美脚。徹底したプロ意識によって磨き上げられた完璧なボディと、その黄金比から繰り出される官能的でダイナミックなパフォーマンスは必見。劇場で見逃した方はぜひBD&DVDで堪能して。お部屋に置いておくだけで女子力もあがりそう。
今回は“汚ブス研究家”として知られるKENJIさんが本作の見所を徹底解説! 「ルブタンは確かに高いけれど、人生を豊かにする靴でもある」「レッドソールは服を脱がせる靴」などハートに刺さる言葉を胸に刻んで。
【関連記事】女だってヌードが好き!ダンサーたちの魅惑のボディにうっとりの『ファイアbyルブタン』
http://otajo.jp/32268 [リンク]
Q:『ファイアbyルブタン』は女性必見の一作ですが、映画を観た感想はいかがでしょうか?
わたしは6回も観たわ。ディスクに傷がつ・く・ほ・ど。これは、いろいろな視点で楽しめる映画で、たとえばルブタンがデザインした靴にフォーカスするとか、音楽やクレイジー・ホースの照明演出を観るとか、踊り子さんを追うとか、複数の視点があるのね。わたしの場合、俯瞰して観たけれど、やっぱりルブタンの靴よ。この映画のためだけにデザインした靴も登場するので、それは絶対に観なくちゃいけない! ファッションファンもよ。
Q:男性視点でいくと、ダンサーのヌードなども話題になりましたが、女性は違うようです。
わたしの目がいくはずないじゃないの! この作品に関しては、お胸やお尻、背中のお肉などではなく、靴に目がいく。確かに、ソッチに最初は目がいくかなと思ったけれど、意外といかないの。それは靴のインパクト。踊り子さんたちも、靴に洗脳されているほど。ダンス用に作られている靴などを観ていると、まるで靴そのものがダンスしているみたい。
Q:改めてルブタンの靴が女性をトリコにする理由がわかりましたが、ズバリ、その魅力は?
このレッドソールがいやらしいのよ(笑)。履いた人が後ろを向いた瞬間に、毎回チラ見みさせられる! 正面だとどこの靴かわからなくても、後ろ向いた瞬間にわかるの。ああ、ポロリ的なカンジ(笑)。これはルブタンだったってわかる、その瞬間がイイの(笑)。『ブリングリング』(13)っていう映画に登場するティーンの窃盗団が、セレブのパリス・ヒルトンの家に盗みに入るけれど、ルブタンの靴がいっぱい! 『ファイアbyルブタン』を観ていれば、こういう映画を観て劇中にルブタンが出ていると、わかるようになるの。そして、意外に多いことに気づくと思う(笑)。いろいろな映画が楽しめるような効果もあるわ。
Q:ルブタンは基本的に高級アイテムですが、この映画を観て履いてみたいと思いますよね。
確かに、そうよ。だから、履けばいいの! 「今でしょ!」の林修先生が言っていたけれど、着るもの履くものは絶対に上等なものにしなさいと。それは借金してまで買っていいもので、中身は後からついてくるって言っていた。側だけ最初に作ってしまうと、その後に中身が追いかけてくるという考え方よ。家もそう。高いから自分には無理じゃなくて、それを履いて出かけたいとか、ポジティブな行動になるはずなの。いい靴だからこそ、歩いて行動したくなる。ルブタンは確かに高いけれど、人生を豊かにする靴でもあるのよね。
Q:最後になりますが、BD&DVD化を待っていたファンに一言メッセージお願いいたします。
ルブタン自身が映画の中で言っていたけれど、レッドソールは服を脱がせる靴ですって! これは意味深よねえー、確かに薄いドレスに似合う靴のラインが多くて、ゴテゴテしている服はルブタンの靴に負けちゃうわ。わかる? この映画を観れば、女子力上がるわよ~。
【KENJIプロフィール】
汚ブス研究家KENJI(株式会社スリースマイル 代表取締役)。
年間400回以上もの女子会に呼ばれ2,000人以上の女子たちの相談に乗りながら、心の汚い女性=汚ブスを研究する『汚ブス研究家』として、女性たちが心から美しくなれるアドバイスをしている。女性の生態知り尽くすKENJIは、もともと大手芸能事務所で秘書やアイドルのマネージャーをしていたという謎の経歴を持つ人物でもある。テレビ出演なども多数。(※ほぼ週休2日で女子会・マダム会に参加!!)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。