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鳥取城マスコットの公募で次点になった『かつ江さん』が禍々しすぎると話題に

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鳥取市では昨年12月から今年2月まで鳥取城のマスコットキャラクターデザインを募集していましたが、2月21日に審査結果が発表されお殿様風の『とりのじょう』が大賞に選ばれました。これだけなら普通のニュースですが、この募集で次点になったキャラクターの『かつ江(渇え)さん』が今月になって突然公開され、マスコットとしては余りにも禍々しいデザインで話題を集めています。

1580年(天正9年)、鳥取城主の山名豊国は織田信長の命で中国地方の統一に乗り出した羽柴秀吉の軍勢に降伏して城の明け渡しを決断しましたが、家臣は織田の軍門に下ることを良しとせず豊国を追放し、毛利家の家臣であった吉川経家を新たな城主に迎えます。翌1581年(天正10年)3月、秀吉軍は再び鳥取城を包囲し前年からの不作で相場が高騰していた鳥取城下の米を買い占めに走りました。これが後世に「鳥取の飢え殺し」(とっとりのかつえごろし)と呼ばれる大規模な兵糧攻めで、包囲網の完成から1か月が過ぎると城内の食糧が尽きて餓死者が続出して生き残った兵士がその肉を奪い合う凄惨な状況であったと伝えられています。経家はたまりかねて家臣らの助命と引き換えに「武士(もののふ)の 取り伝えたる梓弓(あずさゆみ) かえるやもとの 栖(すみか)なるらん」と辞世の句を読んで切腹し、鳥取城は4か月ぶりに開城されました。その直後、兵士が支給された米を無我夢中でむさぼり胃けいれんの発作で死亡したと言う逸話も残っています。

『かつ江さん』はこの「鳥取の飢え殺し」から飢餓状態をイメージし、また手にカエルを持っているのは吉川経家の辞世の句から取ったと思われます。鳥取市ではキャラクターの公開に当たって

 鳥取城のマスコットキャラクターである「とりのじょう」同様、極力使用や二次利用に制限をかけない形で、みなさんに提供することにしました。

 ぜひ、みなさんのオリジナリティを活かしてください!

としていますが、禍々しさでは従来のマスコットの三歩先を行くであろう『かつ江さん』が今後どのように活用されて行くのかが注目されます。

籠城戦マスコットキャラクター、「かつ江(渇え)さん」(鳥取市)
http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1404452612763/

※この記事はガジェ通ウェブライターの「84oca」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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