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老舗ゲームメーカー『エルフ』がピンチ! エルフスタッフも引き連れて別ブランド『シルキーズプラス』を設立

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老舗ギャルゲーメーカー『エルフ』をご存じの方は居るだろうか。『同級生』や『下級生』、更には『YU-NO』や『臭作』シリーズという名作の数々、そして別ブランドのシルキーズを立ち上げ、そちらでは『河原崎家の一族(元エルフ作品)』や『野々村病院の人々(元エルフ作品)』をリリース。

創立者の蛭田昌人による独特なセンスの文章と練り込まれたシナリオが好評となり、ギャルゲーファンだけでなく一般ゲームユーザーからも注目を浴びるほどであった。昔は「東のエルフ、西のALICESOFT」と言われていたくらいである。

絶好調のエルフ時代 家庭用ハードにも参入

家庭用の参入も最も早かった。NECインターチャネルから移植された『同級生』は、後にセガサターンに自社参入。その後に他機種にも参入し開発を行いヒットを飛ばした。今では考えられない数十万本という売り上げだったから驚き。
ファミ通調べの初任給ランキングでもエルフは2位だったのである。ちなみに1位はスクウェア(現、スクウェア・エニックス)。
それだけでなく、ゲームを製作する体制も素晴らしく、DOS時代には色が8色しか使えないのにそれを駆使してフルカラーと比べても遜色の無い塗りのレベルのグラフィックだった。内部レギュレーションを徹底しており、塗りの管理から指導まで怠っていなかったのである。
またデバッグもコンシューマに参入していたこともあり、当時のコンシューマゲーム機はパッチで修正が出来なかったということから『YU-NO』に至っては数か月にも及ぶ膨大なデバッグ期間を設け徹底していた。
その後はまさかのオヤジが主人公の『遺作』『臭作』『鬼作』を大ヒット。まさにエルフ黄金時代である。
ちなみにWindows初期はリメイクばかりだったこともありユーザーから反感を買っていた。この理由としてWindows開発のノウハウを得るためとコメントしていた。

蛭田代表の引退で陰りが

そんな老舗ギャルゲーメーカーに陰りが見えてきたのは10年以上前。『河原崎家の一族2』を発売時に最後にシナリオを担当した元代表の蛭田昌人が業界を引退。それにより支える者が居なくなり経営は悪化。というより「エルフの色」が出せなくなってしまったのだ。ユーザーは蛭田テキストをハッキリわかっており、例え同じメーカーであっても全くの別物と判断。その後のエルフ作品はエルフで無いと思われてしまった。

エルフスタッフを引き連れて新ブランド設立

その後は過去作品のダウンロード販売や新規作品を地道に販売を続けてきたエルフであったが、つい先日別ブランドだったシルキーズが全くの別会社としてシルキーズプラスとして分離。これによりエルフとは無関係になってしまった。
これにより支えであった収入も更に厳しくなってきたようだ。そしてこのシルキーズプラスは只単に分離してだけではなく、エルフのスタッフも一同共に加わっているのである(Twitterより)。
要するに「エルフ+シルキーズのスタッフ=シルキーズプラス」となったわけである。残されたエルフは……。
またこれに会わせてエルフ側のウェブサイトでは「Web会員サービスを終了させて頂きます」と告知している。今回のシルキーズプラスの件と関係ありそうだ。管理するスタッフが居なくなった?

第一弾のゲームタイトルは既に発表されており『なないろリンカネーション』という作品。
大好きだったエルフなだけでに、そう簡単に潰れてほしくないわけであるが。公約した『同級生3』は結局出ないままなのであろうか。

シルキーズプラスのTwitter


※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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