のんびりしてるイベント【この日のガケ書房】(6月15日)
6月15日(日)にbookcafe kujuのオープニング記念イベント「いしいしんじのおんがくとぶんがく」が校舎の裏手にある講堂にて開催されました。当日は6月の梅雨時期にも関わらず、青空が気持ちよい快晴で風も心地よい日でした。
しかし、交通の便が悪いということや初めてのイベントということでスタッフ皆、「人が来るのかな」とか「段取り大丈夫かな」という不安がありました。
最終ミーティングをして、
車で来る人がほとんどなので、第2駐車場も用意し、誘導確認もし、
心地よい空気の中に少しだけピリッとした緊張感がありました。
そして、開場時間。会場には、まるで昔からこの村でやっていたかのようなのんびりした雰囲気で人が集まりだしました。おばあさん、おじいさん、おとうさん、おかあさん、おにいさん、おねえさん、こどもたち。
気がつけば、用意していた椅子はすべて埋まっていました。
そして、いしいしんじさんの登場。
天井からぶらさがった折鶴と校章がステージに映えます。
自己紹介のあと、その場小説開始。
20年前、ある小説家が和歌山県新宮市熊野町にやってきたという話をベースに、そこに住んでいたヤタガラス(3本足のカラス)が、同じく3本足だった友達の犬に足を1本譲り、カラスは2本足に、犬は4本足になって、大事な足をもらった犬はその足を汚さないように用を足すときは片足をあげてするようになったというような話が展開されました。ちなみに当日は、サッカーワールドカップ日本開幕戦の日で、日本サッカー協会のシンボルマークがヤタガラスという符合もありました。
(こちらのその場で書かれた小説は、bookcafe kujuのある校舎の廊下に貼り出し、誰でも読めるようにする予定です)
そして、次は蓄音機のじかん。
いしいさん所蔵のトランク型蓄音機。
曲紹介は、ご子息・いしいひとひくんがキュートに務めました。
例えば、映画『暴力教室』の主題歌『ロック・アラウンド・ザ・クロック』(ビルヘイリーと彼のコメッツ)の場合は「ふりょうのうたです」と紹介されました。
最後はお土産の絵画とガケ書房オムニバスCDをお渡しして、お開き。
ご来場くださいました皆さん、ありがとうございました。
またイベントやる時は、のんびり集まってください。
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