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【コンデジレビュー】シリーズ最高の光学60倍ズーム『COOLPIX P600』

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この機種、要するに?

・ズームが光学60倍ですごい。35mm換算で1440mm相当で画質クリア
・ボディはやや大き目も、ホールドしやすい
・操作系は快適、バリアングル液晶のおかげで様々なアングルが可能
・立ち上がりはワンウェイト、全体レスポンスは問題なし

チェックポイント

・レンズ明るさはどう?
解放F値は f/3.3-6.5となっている。最近は明るいレンズを搭載したモデルも多いので、f値そのものについては“可もなく不可もなく”、と言うのが正直な印象。
しかし、この機種の特徴は冒頭にも挙げた「COOLPIX史上最高の光学60倍ズーム」。デジタルズームに至っては「解像感を保ったまま120倍までのズームが可能」となっている。実際に使ってみたところ、確かに光学ズームだけでもかなりの高倍率である。デジタルズームについては言わずもがな。
500m以上先にある鉄橋に標準を合わせてズームしたところ、鉄橋のボルトの本数が楽勝で数えられたり、塗装のひび割れが見えるレベルだ。


この「60倍ズーム」35mm換算で1440mm相当とあるが、1000mm越えのレンズ自体、そうそうお目にかかる機会は少ないし、あったとしても非常に重いので気軽に連れ出せるような代物ではないのは確かだ。

・画質はどう?
さすがの『NIKKOR』レンズだけあって、画像の抜けは際立っていると感じた。さらに本機では、ニコンの一眼レフカメラ交換レンズでも使用されている『スーパーED』(特殊低分散)レンズを採用。『スーパーED』を『COOLPIX』シリーズで採用したのは『P600』が初めてとなる。


『スーパーED』レンズは1枚でも効果的に色収差を補正するという特性があるため、本機のような高倍率モデルでも解像感が高い画像が得られ、ボディサイズをより小さくすることに成功している。

・重さはどう?
今回の『COOLPIX P600』、“コンデジ”の中でもやや大きめのカメラの部類に入る。
本体重量はおよそ565g、寸法は約125x85x106.5mm。実力比で考えると「比較的コンパクト」という言い方にはなるが「よくこの大きさにまとめたな」と感じる大きさだ。
ハイクオリティな旅用の超望遠カメラとしては非常に小さく軽いと言える。また、とてもグリップのしやすい形状でもある。

・起動時間やレスポンスはどう?
「撮りたい」と思い、都度電源を入れて撮影可能な状態になるまでに若干のウェイトがあったように感じた。しかしながらこれは「重箱のスミ」レベルの主観かもしれない。それ以外のシャッターレスポンスなどはもちろん問題なく、軽快な操作感だ。

さわってみて

望遠が得意という特性上、あちこち振り回しながらパシャパシャ撮るという使い方よりは、足を止めてじっくり撮るようなスタイルがしっくりくるのかな、と感じるモデルだ(振り回すような使い方も、もちろんできる)。
手ブレ補正(VR)効果は3.5段分なので実用には十分な効果。
しかしながら60倍の時点でもそうなのだが、120倍のダイナミックファインズームまでいくと、なかなかフレーミングが定まらない。手持ちで画像を安定させるのにはコツが要るようになるので、固定物などで安定させるか、三脚などを利用すると安定した画作りになるだろう。
とはいえ、これだけの望遠モデルを手持ちしても、ほとんどブレないのはすごい。バリアングルモニターを併用しながら、思い描いた画を撮れるという点で、旅カメラには最適かもしれない(ちなみに今回の作例はすべて手持ちである)。

そのほかにも120コマ/秒で60コマの高速連射や、ピーキング表示による正確なピント合わせ、HD動画の対応、そしてスマートフォンにも写真をワイヤレス送信できるWi-Fi対応、……などなど、かゆいところに手の届く機能も実装されている。

『COOLPIX P600』は野鳥やスポーツ観戦、旅先の風景などの撮影で活躍が期待できそうなモデルと言えるだろう。

商品名:ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P600」
価格:オープンプライス
発売時期:2014年2月27日発売
カラー:ブラック、レッド

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記者:

「予備校生のような出で立ち」で写真撮影、被写体(スチル・動画)、記者などできる限りなんでも、体張る系。 「防水グッズを持って水をかけられるのが好き」などの特殊な性質がある。 好きなもの: 食べ物の写真、昔ゲーム(の音)、手作りアニメ、昭和、穀物

TwitterID: wosa

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