団塊世代「年金制度崩壊は次世代が子供を生まないから」にネットで批判殺到

週刊ポスト

1947年から1949年にかけて生まれた、人口の多いいわゆる「団塊世代」。『週刊ポスト』2014年4月18日号には「団塊世代の罪と罰」という批判的な記事が掲載された。「団塊世代は、資産や年金が多く借金は後の世代に残す”勝ち逃げ”世代」という内容だが、その次の4月25日号では「前号記事『団塊世代がニッポンをダメにした』に反響続々 『週刊ポストふざけるな!』団塊世代、怒りの逆襲」と、4ページにわたって前号の内容に対しての反論的な記事が掲載される。

[大反響 第2弾]
本誌前号「団塊世代の罪と罰」特集に”当事者”から抗議の電話が殺到!
「俺たちが生まれてきたことが罪なのか!」と664万人の”最大勢力”が激怒した
団塊の逆襲
「勝ち逃げ世代」批判への反論と弁明を全部載せます

「社会のために定年延長した」「年金は俺たちが積み立ててきた」という小見出しもあり、マッチポンプというべきかなんとも炎上しそうな感じの記事である。それをWeb用に編集したものがサイト『NEWSポストセブン』に現在掲載されているのだが、それに対して『2ちゃんねる』や『Twitter』ではやはり批判が殺到している模様。

団塊世代反論「年金制度崩壊は次世代が子供を生まないから(NEWSポストセブン)

「長い間、日本社会の中核を担ってきたと自負する団塊世代は、リタイアした途端に『不良債権」と呼ばれていることが到底納得できないようだ」とのことで、

「年金制度の破綻は少子化が原因。私たちの世代はみんな子供を生んで第2次ベビーブームを起こしたではないか。日本社会の人口構造を変えたのは私たちではなく、次の世代が子供を生まないからこうなった。批判されるべきは、少子化を招くような制度や社会をつくった政治や行政でしょう」

という1949年生まれの元会社員のコメントを掲載。

これに対し、「批判されるべき少子化を招くような制度や社会をつくった政治や行政」が、そもそも団塊の世代にも責任があるもので、責任転嫁も甚だしいと批判が集まっているようだ。ネット上には

・団塊世代はバブルを作り出し、若者はその犠牲になった
・団塊世代は若者の給料を搾取し、自分たちは貯蓄をためこんでいる
・団塊世代は年金を貰って逃げ切るが、若者の世代の年金は崩壊

といったような批判があげられ、議論となっている模様である。

※画像は『週刊ポスト4月25号』より

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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