ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

サブカルは、サブカルチャーと同義語か?「なんとなく、クリティック2」(なんとなく、クリティック編集部)【日刊ガケ書房】

DATE: BY:
  • ガジェット通信 GetNewsを≫
なんとなくクリティック

編集部より)新連載『日刊ガケ書房』はじまりました。京都にある人気書店『ガケ書房』の店主である山下賢二さんに、おすすめ本、気になる雑貨、ガケ書房の日常、などを紹介してもらいます。

「なんとなく、クリティック2」(なんとなく、クリティック編集部)

サブカルは、サブカルチャーと同義語か?

最初に言わせてください。
「ガケ書房はサブカル書店ではありません。」
外観やらHPの感じやら表層的なイメージで、サブカル専門店みたいな
扱いをされることが多いのですが、やっている者の意識としては、究極
の普通の町の本屋を営んでいるつもりです。お越しいただければ、わかる
通り、ほぼオールジャンルの本を置いています。いわゆるサブカルコーナー
は、はしっこのほんの一コーナーのみ。イメージとは怖いものです。
来てみて「やっぱりサブカルじゃん」と感じられる方は、もしかしたら
知らない情報・マイナーな情報=サブカルという風に考える方なのかもしれませんが。

と、いきなりクドクド書きましたが・・・人が勝手に名付けた手垢のついた
ジャンル分けに、当事者たちはいつの時代も属している意識はないし、自分が
あてがわれてしまったジャンル名を享受する人もあまりいません。享受する人は、
多分、当事者にみえて実は部外者か後追いの人たちかもしれません。

あえて自覚的に80年代サブカルチャー的姿勢を標榜するこの入魂の冊子第2号。
タイトルは、もちろん田中康夫「なんとなく、クリスタル」から引用です。
巻頭特集は、ガケ書房とも親交深い前野健太氏ですが、今回は、雑誌『クイック
ジャパン』の元・編集長、赤田祐一氏・森山裕之氏、磯辺涼氏、森田真規氏による
サブカルチャー鼎談に反応。

ここでも元・両編集長のお二人のスタンスは、サブカルという言葉自体を客観視
しています。むしろ拒否しているように。編集長の変遷とともに、誌面イメージ
を変えて来たクイックジャパン。ネットとの競争、メジャー/マイナーの境界線、
かつてサブカルチャーと呼ばれたものとの距離、個人的興味などが語られています。

初代編集長・赤田氏が昔、言われたという「何でお前の作る本は古本屋に売ってるような
テーマばかりなんだ?」というのは、サブカルチャーの純度を高めれば高めるほど
符号していってしまう言葉だと思う。

(『ガケ書房』店主 山下賢二)

この本について

書名:なんとなく、クリティック2
出版社:なんとなく、クリティック編集部
ガケ書房商品販売ページ:http://gake.shop-pro.jp/?pid=72511862[リンク]

『ガケ書房』について

店名:ガケ書房
所在地:〒606-8286 京都市左京区北白川下別当町33
電話:075-724-0071
ウェブサイト:http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/ [リンク]
ここにはその目的の本はありません。
しかし目的外の面白い本があります。

内観2
ガケ書房店主 山下賢二の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。