「24時間連続シフト」や「ワンオペ」……閉店騒動に揺れる『すき家』の過酷労働が赤旗に掲載される

sukiya

3月中旬より、牛丼チェーン大手の『すき家』のあちこちの店舗が、「人手不足のため」という旨の貼り紙をして一時閉店するという事態が起こり、『Twitter』などで報告されていた。

参考:すき家の閉店報告が相次ぐ
http://cureco.jp/view/120 [リンク]

『2ちゃんねる』アルバイト板の『すき家』スレッドには、2月中旬より『吉野家』の後追いで始めた「鍋メニュー」があまりにも手間がかかりアルバイトがキレて辞める事態が続出しているという書き込みが相次いでいた。一方で、『すき家』サイドは「閉店はパワーアップリニューアル工事」のためと説明し、ネット上で議論となっていた。

3月28日に『しんぶん赤旗』は、

すき家閉店続出 人員不足のため、18時に閉めます 1人勤務、新メニューで過重負担 青年ユニオンが指摘 「賃上げ・増員を」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-28/2014032801_04_1.html [リンク]

という記事を掲載。

3月中旬より『すき家』が人手不足で閉店が相次いでいることを紹介し、

職場はどうなっているのか。深夜の勤務シフトを終えた女性店員は「24時間続けてシフトに入っていました」と悲鳴をあげました。「新メニューの牛すき鍋定食がとにかく負担なんです」。牛丼などの従来メニューは、工場である程度調理しておき、店舗で仕上げて提供していました。牛すき鍋定食は、店舗での仕込みの手間が格段に求められるといいます。

と、24時間連続でシフトに入っていた(!)という女性店員の話を紹介。やはり鍋メニューが負担だということである。

また、

すき家は、店舗にぎりぎりの人員しか配置しないことで有名でした。その時間帯の売り上げによって、人員配置数を決めているため、仕込みにかかる手間が考慮されていない、との不満の声が店員からあがっています。

首都圏青年ユニオンの山田真吾事務局長は「すき家は、深夜帯に『ワンオペ』といわれる1人勤務をさせるため、休憩が取れない、体調不良でも休ませてもらえない、という訴えがありました。強盗が頻発する問題もありました」と指摘します。

と、人員配置の不備や『ワンオペ』についても紹介している。

今回、『すき家』は4月1日より鍋メニューの一時休止を発表した。『2ちゃんねる』では鍋地獄からは解放されるものの、4月1日からの消費税増税にともないこれまで10円単位だった商品価格が1円単位の端数が出るものに改定されレジの負担が増すことなどを懸念していたりと、ネタは尽きないようである。

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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