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なぜ『キャンディークラッシュ』はやめられないのだろうか

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先日、ガジェット通信記事

ついに日本でもブレイク!? 多部未華子さんCMで人気上昇中のパズルアプリ『キャンディークラッシュ』
http://getnews.jp/archives/469837[リンク]

でCM放映による日本での人気上昇ぶりをお伝えしたiOS/Android向け無料パズルアプリ『キャンディークラッシュ』。筆者の周辺ではことし始めから流行りだし、筆者もつられて遊んで見事にハマってしまった1人。今まで何度もやめようと思ったのですが、やめられないままでいます。なぜ『キャンディークラッシュ』にはそんなに中毒性があるのでしょうか。この機会にその理由を考察してみました。

理由その1:ルールが鉄板

『キャンディークラッシュ』は『ZOO KEEPER』『Bejweled(ビジュエルド)』などでおなじみの、同じ種類のコマを3コそろえて消していくパズルゲーム。例に挙げたゲームも単純ながら大量の中毒者を生み出してきたパズルゲームなので、皆さんも遊んだことがあるはずですよね。特にスマートフォンやタブレットのスワイプ操作は、コマの位置を入れ替えるこのタイプのパズルゲームの操作には相性が抜群によいため、鉄板のルールを遊びやすい操作で楽しめることが人気の要因のひとつと言えそうです。

理由その2:適度なスキル依存

自分の操作結果が次のゲーム進行に影響を与えるパズルゲームは、ゲーム進行を自分でコントロールしている感覚が強く得られるもの。やればやるほどうまくなり、その時点で消すべきキャンディーを見逃さなくなる、アイテムを上手に出現させ利用できる、ステージの仕掛けを理解して対応できるなど、「スキルを身につけていく感」が得られるようにステージや仕掛けがデザインされていると感じさせます。

理由その3:適度な運依存

理由その2と相反する要素ですが、400以上あるステージは必ずしも難易度順に並んでいるのではなく、1回であっという間にクリアしてしまうこともしばしば。逆に特定のステージで詰まっても、「これは自分のスキルが足りないせいじゃない」「たまたま初期配置が悪かっただけ」と“運”のせいにして考えられるので、またやろうという気にさせるのです。事実、何日もクリアできなかったステージがある日突然、クリアできてしまうことも。これもある意味、ステージデザインの妙と言えるかもしれません。

理由その4:適度なソーシャル性


『Facebook』と連動させると、ほかにプレイしている友人と一緒に遊ぶことができます。でもゲームの進行に友人との協力プレイは基本必須ではなく、お助けアイテムやライフを気が向いたときにあげたりもらったりする程度の、ゆるいソーシャル性がこのゲームの特徴。一番モチベーションにつながるのは、ステージが配置されたマップ上で友人がどこまで進んでいるかを確認できることですが、それも別にゲームの進行上で必要なものではないのです。

理由その5:「いつやめてもいい」と思わせる何か

このゲームはライフ制で、ステージクリアに失敗すると最大5コあるライフが減っていきます。ライフが0になるとプレイは続行できず、アプリ内課金でライフを購入するか、友人にライフを送ってもらう、30分に1コ回復するのを待つ、のいずれかの方法でライフの回復が必要に。でも大多数の人は時間が経ってライフが回復するのを待つのではないでしょうか。ガツガツと「プレイし続けなければ」と思わせるのではなく、時には何日もプレイしていなくても気にならないので、逆にふと「またやってみるか」と遊んでしまうのです。このようにカジュアルに遊び続けられることを心がけたゲームデザインが、逆に重度な中毒者を生み出しているように思います。

『キャンディークラッシュ』をやめたくなるとき

ほかにも「キャラクターや絵の雰囲気が好き」「大量消しの爽快感」など、やめられない理由は人それぞれだと思いますが、筆者が考える5項目の「やめられない理由」を挙げてみました。最後に、あるある形式で『キャンディークラッシュ』をやめたくなるときを挙げてみます。

・自分の総プレイ時間を冷静になって考えてみた
・後から始めた友達が自分より先に進んでいた
・もう同じステージを100回以上プレイしている
・つい課金アイテムを買いそうになった
・『Facebook』で友人がとても追いつけない先に進んだことを知ってしまった
・ミックスキャンディーを作って大量消しに成功したのにクリアできなかった
・CMの冒頭の音だけで『キャンディークラッシュ』だと分かってしまった

ちなみに筆者はまだ91面をプレイ中で、ここしばらく先に進んでいません。一緒に遊んでいた友人たちはとっくに先の方まで進んでしまいました……。でもね、負け惜しみじゃないんですけど、そんなに悔しくないんですよ。今まで何度もやめたくなったことがありましたが、上記のやめられない理由でまだ遊び続けてしまうんだと思います。まだプレイしていない方、やめられなくなるのが怖くなければ一度遊んでみてください!

キャンディークラッシュ(AppStore)
https://itunes.apple.com/jp/app/kyandikurasshu/id553834731?mt=8[リンク]

キャンディークラッシュ(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.king.candycrushsaga&hl=ja[リンク]

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記者:

宮原俊介(編集長) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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