神風動画、能登ボイス、fripSide……超絶クオリティの“架空”アニメ「未来光子 播磨サクラ」90年っぽさがイイネ!
原子の宇宙で世界に潜む謎に立ち向かう人口生命体“G4型ピコドロイド”「播磨サクラ」。ボディを輝かせ、弓矢を出現させ、謎に向けて眩いレーザー光線「コヒーレント・アロー」を放つその姿は可愛さと格好良さを兼ね備えており、ロボットデザインもアニメ好きにはたまらない仕上がり、しかも楽曲はfripSide! こいつはかなり期待が出来そうな作品です。いつやるんですか? 来期ですか? と思っていたら、ナントこちら架空のアニメシリーズのOPなんです。
「未来光子 播磨サクラ」は2013年度グッドデザイン賞を受賞した世界最先端施設であるX線自由電子レーザー 施設「SACLA(サクラ)」のスペシャルサイト内で公開中のコンテンツ。この「未来光子 播磨サクラ」、架空だというのに、力の入れ方がハンパないんです。
・播磨サクラ役は人気声優の能登麻美子(能登かわいいよ能登!)
・テーマ曲「pico scope -SACLA-」はfripSideによる書き下ろし(とある科学の超電磁砲!)
・アニメー ション制作は神風動画(ジョジョOPも格好良かった!)
どうです、この豪華さ! 現在公開されている動画も、本当に「未来光子 播磨サクラ」という作品が実在しているかの様なクオリティ。
タイトルロゴの90年代感がたまりません!
ピコドロイド「播磨サクラ」の詳細設定は、SPring-8のホームページ上で2007年から掲載されている4コマ漫画 「エイトハカセ」から影響を受け、「projectpicodroid」チームによって制作されたもの。エイト・ドクターズ(0:35に登場)とライバルピコドロイド(0:58に登場)の キャラクターデザインも神風動画が手がけているので注目です。
短い動画ですが、能登ボイスもバッチリ。「フェムト秒 同期 !」 「レーザーパワー上昇! 最大30 ケブ 100 ギガワット!」「播磨サクラ、起動ッ!」という力強いセリフ、格好良いです。
また、映像内に表記されているクレジットタイトルは一部を除き、全て架空の人物・出版社名。原作者名の古 比蓮人(こひ・れんと→コヒーレント)、プロデューサー名の礼座美夢(れいざ・びいむ→レーザービーム)、 音響監督名の須羽昆(すぱ・こん→スパコン)等、世界一小さいものが見えるX線レーザーSACLAにちなんだユーモラ スなネーミングとなっています。
PRムービー「未来光子 播磨サクラ」コーナーではネットで人気のイラストレーターuki、虎硬、macchiroなどが手掛ける「播磨サクラ」のイラストや マンガも公開中。イラストは壁紙としてダウンロードすることも出来ます。
X線自由電子レーザー施設「SACLA(サクラ)」とは、「ミリ(mm)」→「マイクロ(micro)」→「ナノ(nano)」に続く小ささ を表す単位「ピコ(pico)」の世界を見ることができる、いわばX線を使った“巨大な顕微鏡”です。原子や細胞レべル も観察できることから、生命の神秘の解析や、医療の発展の研究などに貢献している世界最先端施設。
世界一小さいものが見えるX線レーザー施設 「SACLA」 は、 日本の未来に目覚ましい発展をもたらすと期待されていますが、いかせん難しい内容の為、楽しみながら身近に感じて欲しいと今回「未来光子 播磨サクラ」が作られたというわけ。渋すぎ技術に、アニメへの理解……「SACLA」の皆さん超イカすぜ!
「未来光子 播磨サクラ」は「SACLA」公式サイト内や、YouTubeで閲覧可能。「SACLA」スペシャルサイトでは北野武さん、 富野由悠季さんのインタビューなども読むことが出来るので、今すぐチェック!
未来光子 播磨サクラ
http://xfel.riken.jp/pr/sacla/?cat=3
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