私は如何にして創意工夫なしに事務的な仕事をする人々を愛するようになったか
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
私は如何にして創意工夫なしに事務的な仕事をする人々を愛するようになったか
やると国が補助金を出してくれる研究開発プロジェクトがあったんだよね、むかし。プロジェクト自体はまあ浮世離れしたもので、作るのは楽しかった(笑)。すぐに金になるとは思えないが、そもそも国が推進するのはそういうプロジェクト。金になるなら企業は勝手にやるわけで。
圧倒されたのは書類の量!バインダーの山。ダンボールに何箱もある。お国も金を出す以上は、これだけの成果を出しましたという物が必要なのはわかる。「○○をやりました。楽しかったです」ではダメなわけで(笑)。
もうね、そのバインダーの山に、俺は恐ろしくて近寄ることもできなかった。しかも白紙じゃなくてなにかいろいろ書いてある(当たり前だw)。というか書いたのは同僚だ。ちょっと覗いても、もう脳が拒否して、何が書いてあるか理解できない。
もちろん技術的なことはわかってるよ、自分たちで作ったんだから、そりゃもう。問題はお役所仕事的な書類の記述。この時ほど来る日も来る日も書類を黙々と書き続けている同僚(プログラマとしては少々どんくさいやつだった)をありがたいと思ったことはなかった(俺だってコードなら書き続けられるが)。もし彼がいなかったら…まさか俺があの書類の山と格闘!?そんなことになったら気が狂って死んでしまう。
ということで、会社にはいろんなタイプの人間が必要なのでしたマル。くだらない(と自分が思う)仕事をしている人たちを蔑んではいけない。彼らがいなければ自分がそれをしなければならないから。
参考サイト:
「プログラマを殺す方法」 『Togetter』
http://togetter.com/li/153232
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年10月09日時点のものです。
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